マジで望んでなかったけど、 マジックアワーを知らしめられたよ。
投稿につけた写真は自分で撮ったもの!(これからも)
『明け方の若者たち』を観た。新宿TOHOにて。観てよかった。
ちなみに小説は、発売した月に買ってました!
ネタバレはしません。
※映画の感想を書くにあたって
このnoteでは、他の方が書いている感想と同じようなことはあまり書かないようにしたいと思っています。映画やドラマを観た後に、考察や感想をYouTubeやブログで見るのが好きです。色んな素晴らしい感想はすでに他の人が書いているので、その映画と関連して思ったことで、書いたいことがある時にだけ映画の感想を書きたいと思います。
映画のレビューというより、映画を観て、「考えたこと、思ったこと」です。
あ、「沼のような5年間」、ということで完全なるハッピーエンドはない。ということでネタバレにはなりません。
「僕」は幸せだ。
主人公「僕」は幸せだ。学生時代に行きつけだった居酒屋のおばさん、同期で親友の尚人、同じ部署の上司や後輩、それぞれが「僕」にとっては優しい存在だ。特に「尚人」は、火の打ちどころのない最高の親友。総務部に配属されてしまった「僕」にとっては、営業部の尚人の方が仕事面で自分よりも輝いているように感じているだろうが、「僕」もそれに嫌味を感じることはない。
尚人、いいやつすぎる〜。あと、イケメンすぎる。井上祐貴さん、これから出ていたら見る!
そう、主人公の「僕」を取り巻く環境は、決して不幸なものではない。
もちろん、大学4年生の時に思い描いていた社会人にはなっていなくて、退屈で、嫌気がさす毎日なのかもしれない。ただその部分でも、ラストでは前向きになっている。
恋愛って、時にっていうか、かなり高い確率で「優しくない」
もう、全然優しくない。
でも、「僕」がハッピーアワーだった5年間を今も大切にしているように、結果的に優しくなかったけれど、一時的だとしても、ひとりの人がいつもちゃんと存在していたあの時間は「優しくない」だけでもないから困る。
「恋人と過ごした1年間」って長い。
それってまあ、関係性にもよるし、ひとりの大親友でもいいし、家族のような誰かでもいいのだけれど。
22歳恋人ほど喧嘩をする人は他にいないし、ジャンルを問わず互いのことを気にせず話す人もなかなかいるものじゃない。
価値観と価値観がぶつかって、そこに「好き」という意味わからん感情がある。その人と過ごした1年間はとっても長く感じる。
大学4年間はあっという間だったけれど、「人」と過ごした1年間って長かったなあ。
誰かとそんな関係になれるって、数ある幸せのひとつ。
決して「優しくない」恋愛だけど、
ハッピーアワーも、沼も、大切にしたい。
(まだ後少し続きます↓)
と、マジックアワーの存在を知らしめられました。
高校生のときに、「これが、青春なんだぞ〜」って思わされたのと同じ。
この映画では、「あのときが、青春だったんだな」って振り返って気づくようなセリフがあるけれど、3人だってこの走っているときに薄々でもなく、はっきりと気づいていただろう。
参考
・映画『明け方の若者たち』