「自分が好きな事」とは、なんだかんだで、結局、10年間続けていた事
あなたは「好きな事」を仕事にしていますか。
真剣に生きているあなたは「好きな事」を仕事にしたいですよね。
私も大学時代に「死ぬ時に絶対後悔したくない」、「好きな事を仕事にしよう」と決心しました。
様々な本を読みあさり、自分でも悶々と考えました。そして、人文学部から全く畑違いの建築の道に進みました。なかなかの方向転換でした。
それから10年以上過ぎました。紆余曲折ありましたが、やはり建築が好きだと日々感じています。
でも、「好きな事」を判断するのって難しいですよね。
最近、「本当にこれでいいのか」、「もし違ったらどうしよう」、って、迷ってしまって、「この道で行く」となかなか決断出来ない方がとても多いような気がします。
私は、初めからドンピシャで、一点の曇りもなく好きな事とは、そうそう巡り合わないと考えています。それはやはり、長い時間をかけて「好きになっていく」のだと思います。
「それが好きだ」と、「それを10年間継続する」がワンセットだという事です。
とにかく、それをやるとワクワクして楽しく、これなら自分にも出来そうだと思える事を見つけ、その道をとにかく歩き続ける事です。「これなら出来そうだ」は直感でかまいません。そもそもやってもいないのに分かるわけはありませんよね。「根拠の無い自信」でいいんです。
そして、それがあなたの幼少期に好きだった事とリンクすると、とても良いです。私は幼い頃、工作をしたり絵を描いたりするのが大好きでした。
10年間一つの事を続けていると色々な事があります。
私は、建築の専門学校を卒業して、就職はうまくいきませんでした。東京にとても行きたい設計事務所がありましたが入れませんでした。
その後、仕方なくとある住宅会社に就職しましたが、やりたかった設計ではなく、施工管理をやりました。いつも上司や、お客さんに怒られていました。
その後、短期間ですが設計事務所でただ働きをしながら、建築士の勉強をしていました。そこでも毎日怒られていました。
いい加減、嫌になる日も数え切れないくらいありました。
しかし、それにもかかわらず、休みの日には書店に建築の本を買いに行ったり、建築を観に行ったりしていました。
ヨーロッパに建築行脚の旅にも出かけました。
建築を観た時の感動を糧にしていました。
その後、自分が行きたい設計事務所が見つかり、運良く就職する事ができました。しかし、そこでも苦しいこと、辛いことは日常茶飯事でした。
そうやって、粛々と、何だかんだで、気づいたら、結局10年間建築の仕事をしていました。
ここで、10年前の決断した日に戻って。
もし、自分が「好きな事」を選択していなかったらどうなっていたでしょうか。
きっと、10年間も続ける事は出来なかったでしょう。
「好きな事」じゃなかったら、嫌な事があったらすぐに辞めていたでしょう。それに「好きな事」じゃなかったら、休みの日に勉強しようなんて気持ちにまずなりません。
だから「好きな事」を仕事にするんです。
嫌な事があっても、続けられるように「好きな事」をするのです。嫌な事があっても、休みの日に勉強出来るように「好きな事」をするのです。
そうやって、真剣に生きていれば、10年後は必ずその道のプロになっています。それから、その10年間を軸にして他の道に進むなんて人生も面白いじゃないですか。
私も、もっともっと自分が活躍できる道をいまだに探しています。
10年後の更なる飛躍の為にも、思い切って好きな道を歩み始めましょう。
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