![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/114715252/rectangle_large_type_2_6b542be0801923b52a0569dfea511fc0.png?width=1200)
オンライン英会話×教科横断×探究 〜オンラインで広がる世界探訪と教科横断の冒険〜
先日、DMM英会話のイベントで標記のタイトルで登壇しました。
内容は、
毎日オンライン英会話を行う学校(松蔭GS・GL)の実践とは?
オンライン英会話を教科横断や探究とどう組み合わせる?
についてです。
子どもたちの将来を考えて、英語のパフォーマンス力をつけながら、思考力をも伸ばしたい。
どうすればよい?そんな悩みを持ち続け、考えに考えて到達した答えが、この形でした。
導入の経緯
なぜそんなことをしているの?
![](https://assets.st-note.com/img/1693289130981-5oCEEWsnEs.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693289130895-AeIA04CRAv.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693289131050-jTrulMh52E.jpg?width=1200)
英語授業で、英語のパフォーマンスを伸ばす指導、大学受験や検定資格のための指導では、思考力を伸ばすという部分が弱い。英語授業でも総合的な学力を伸ばしながら、同時に英語のパフォーマンスの力もつけたい。
そんな願いから、オンライン英会話×教科横断×探究、の取り組みを始めた。
どんな実践?効果は?
![](https://assets.st-note.com/img/1693289400826-9rMCYTAth6.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693289400922-54CfIqF2rD.jpg?width=1200)
各教科のシラバスを見て、教科横断できるテーマを探し設定し、それを英語や総合の授業でも取り扱う。
![](https://assets.st-note.com/img/1693289401012-rIgPDbBvBh.jpg?width=1200)
時間軸でいうと、こういう形。
中学2年生の1学期であるならば、こういう形
テーマ:女性と将来
教科横断:技術家庭、保健、英語、総合
最終アウトプット:日本の出生率の問題をあげ、改善案を出しなさい。
まとめの動画がこちら
そんな実践はできない。
⇒そらそうです。いきなりはできません。だからこそ、中学1年生の最初から徐々にトレーニングして、できるようになっていくカリキュラムを設計している。
![](https://assets.st-note.com/img/1693289741223-PPnCQzwLMi.jpg?width=1200)
どのぐらい英語が上手になるかというと、このぐらい上達します。音声で登場の生徒は、英検4~5級で入学、海外渡航や英語環境未経験で、15000分の英会話を受講した生徒。
どんな学びの効果がありますか?⇒数えきれないほどあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1693290005803-dl2TKjLTYt.jpg?width=1200)
教科横断 ⇒ 多角的視点
毎回のオンライン英会話 ⇒ コミュニュケーションスキル
インタビュー内容をまとめる ⇒ 情報の整理
世界の色んな国の先生へインタビュー ⇒ グローバル視野
問い作成からのレポート ⇒ 課題解決
など
もし導入するならどうすればいい?
インタビュー質問はしっかり考えよう!
失敗例
![](https://assets.st-note.com/img/1693290326844-tFM4LKtn2g.jpg?width=1200)
牛乳を前からとるか後ろからとるか!
身近な問題で、バッチリ!と思いきや、世界には牛乳を飲まない国or牛乳は富裕層の飲み物、という国もある。
⇒当たり前のことが当たり前でないことがあるので注意が必要
![](https://assets.st-note.com/img/1693290405773-7Yv67PStYZ.jpg?width=1200)
生徒より『先生、行いたいことは分かります、それが勉強になることも分かります、だけど連続で聞くのは滅入ります、、、』
確かに、、、その通り。
結果、こういう質問がおすすめ。
![](https://assets.st-note.com/img/1693290495205-5ts8s1WcET.jpg?width=1200)
成功例やおもしろそうなのは、こちら
![](https://assets.st-note.com/img/1693290536781-ZXRCQWQxGm.jpg?width=1200)
誰しもが経験するようなものが分かりやすくて良い!!
英語の授業で導入するなら?
![](https://assets.st-note.com/img/1693290599487-XnxvGwCmZQ.jpg?width=1200)
きっと、こんな感じ。でも、いきなりは難しいので、最初は丁寧に導入のプリントをつくっておくことを勧める。その方が、ハードルも下がる。
以下は中1の2学期の最初の取り組み時に使うプリント
![](https://assets.st-note.com/img/1693290665612-epJH5y6mSF.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693290698252-DDoMASTipA.jpg?width=1200)
メモ用紙もつくって、提出用のも作るのがベター。とにかくハードルを下げる!!
今はAI英会話もあるので、英語を話すことに慣れていない場合は、そういうものも活用するのもあり。
![](https://assets.st-note.com/img/1693290734052-CedBWG1N6b.jpg?width=1200)
インタビューしたとして、その後、どうするの?
記入する部分が固定された共有ファイルを作成しておき、一気にデータ収集し、それをソートして共有しては?量が多いならchat GPTに頼んで、まとめてもらうのも1つの手。
これは高校1年生のLove or Moneyの調査シート
![](https://assets.st-note.com/img/1693290797888-3BdsQs25n1.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1693290797893-VI7iBiwmuw.jpg?width=1200)
その後の活動は?
Chat GPTのまとめから、好きな意見を選んだり、意見ごとでシェアしたりすると、誰しもが何かしらの意見を持つことができ、アウトプットまでつなげることができる。そこまですると、「やったらできる感」のセルフエフィカシーの部分も高められる。
![](https://assets.st-note.com/img/1693290904243-xZSEdkHVLH.jpg?width=1200)
教科横断するなら?国語編
![](https://assets.st-note.com/img/1693291038980-CoGfLhyW4q.jpg?width=1200)
文章を書くなら、国語の論理の部分と連携。具体と抽象を習っているなら、英語のエッセイでもそれを意識した指導を行う。国語とは、その部分が連携しやすい。
教科横断するなら?他教科編
![](https://assets.st-note.com/img/1693291120456-Lw7xSuE5jl.jpg?width=1200)
カリキュラムマネージャーがトップダウンで教科横断を組めるなら、それが1番だが、現実はそうはいかない。最初は、総合や探究の目標と合わせるor他教科のシラバスをみて、連携できそうな部分をみて、はじめる。
無理はしない。できることから始めるのが良い。
参考:本校の教科横断&探究テーマは、こういう形で設定している。
![](https://assets.st-note.com/img/1693291214371-SBxtvoSzyz.jpg?width=1200)
最後に
![](https://assets.st-note.com/img/1693291317466-vIExx8SGFX.jpg?width=1200)
こんな形で行うと、上手く人格形成も促していきながら、英語のパフォーマンス力もつけられるのではないでしょうか?
![](https://assets.st-note.com/img/1693291578356-EycwauTqRQ.jpg?width=1200)