蔵書紹介:やり抜く力 GRIT/アンジェラ・ダックワース
本の概要
『やり抜く力 GRIT(グリット)――人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける』アンジェラ・ダックワース (著), 神崎 朗子 (翻訳)
やり抜く力が重要であるというグリット理論が書かれている。グリット(GRIT)は才能によらずに成功するための心理特性で、Guts(度胸)、Resilience(復元力)、Initiative(自発性)、Tenacity(執念)の各要素の頭文字を取って付けられている。著者はグリット研究の第一人者の心理学者で、本書はビジネス書・自己啓発書として知名度が高く世界的によく売れており、著者の研究とともに世間から高い評価を受けている。
会社の採用活動における評価指標や人材育成のテーマとしてグリットを使うと良いだろう。私は今の時代を力強く生き残るためには、モチベーション、組織のミッション・文化との整合性、GRIT、VUCAあたりをベース要素として大事にして、その上で実務的なスキルや知識を付けることが望ましいと考えている。
購入経緯と読書状況
売れていると聞いて購入したが読む自信がなくて全然読んでいない。この記事を書くにあたっても目次すら見ていない。書店やSNSで名前をよく見るし、昔の職場で推薦図書になったこともあるため、信頼できる良書であると認識している。今後、職場の人材育成を具体化するときに開くことがあるかもしれない。