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記事分類/蔵書紹介

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買ったけど読んでいない本について紹介します。本の概要、興味を持ったポイント、購入や積読の経緯など。
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#哲学

蔵書紹介:ハイデガーの哲学/轟孝夫

本の概要<ハイデガーの哲学 『存在と時間』から後期の思索まで> ハイデガー哲学の考察が書かれている。ハイデガーといえば主著の 『存在と時間』が有名だが、本書は『存在と時間』以外の部分にも注目している。黒ノートやナチスへの言及もある。ハイデガーの生涯を通した考察がされており、厚さは500ページを超えている大作である。 購入経緯と読書状況以前からハイデガーの関連書籍を集めていたため、発売時にブクログの新刊通知を見て購入した。ハイデガー関連本は読むのが難しくてほとんど手をつけて

蔵書紹介:デカルトからベイトソンへ/Morris Berman

本の概要『デカルトからベイトソンへ ――世界の再魔術化』Morris Berman (原名), モリス バーマン (著), 柴田 元幸 (翻訳) 私は本書の内容について全然理解していない。タイトルにデカルトとあるため、哲学あるいは哲学に近いことが書かれていると思うが、紹介文や目次を読んでも確証を得られなかった。そしてベイトソンが何かも私は知らない。1980年代に出た本の新装版であり、また、海外著者の翻訳版で、しかも本文が300ページ超、あとがきを入れて400ページ超もあり、

蔵書紹介:壊れゆく世界の標/ノーム・チョムスキー, デヴィッド・バーサミアン

本の概要『壊れゆく世界の標』ノーム・チョムスキー (著), デヴィッド・バーサミアン (著), 富永 晶子 (翻訳) 言語学者・哲学者であるチョムスキーへのインタビューがまとめられている。インタビューは2020年5月から2022年12月におこなわれたもので、アメリカの政治やコロナ禍について語られている。 購入経緯と読書状況哲学や言語学について興味を持ち始めた頃に書店でよく見かけたため購入した。チョムスキーについては現代の言語哲学者であることしか知らないが、いつか著書を読みた

蔵書紹介:チョムスキーと言語脳科学/酒井邦嘉

本の概要『チョムスキーと言語脳科学』 言語脳科学者である酒井邦嘉氏がチョムスキーおよびチョムスキーの著書『統辞構造論』や生成文法について解説・考察している。昨日紹介した『壊れゆく世界の標』はチョムスキー自身の主張に基づいたアメリカ政治に関する書籍だったため言語学以外の要素を多く持っていたが、本書は第三者によるチョムスキーの解説で、言語学を中心に取り扱っている。 購入経緯と読書状況大型書店で見つけてジャケット買いした。チョムスキーを知ってからまだ日が浅いのでチョムスキー関連書

蔵書紹介:ショーペンハウアー/梅田孝太

本の概要『今を生きる思想 ショーペンハウアー 欲望にまみれた世界を生き抜く』梅田 孝太 (著), アルトゥール・ショーペンハウアー (著) ショーペンハウアー哲学の入門書。ショーペンハウアーは『読書について』などで知られる哲学者で、本書では彼の生涯と思想について120ページ程度でまとめられている。現代新書100シリーズの第1弾である。 購入経緯と読書状況『読書は1冊のノートにまとめなさい』で引用(良い読書は悪書を読まないこと)を見てショーペンハウアーおよび『読書について』

蔵書紹介:UNIXという考え方―その設計思想と哲学/Mike Gancarz

本の概要『UNIXという考え方―その設計思想と哲学』Mike Gancarz (著), 芳尾 桂 (翻訳) UNIXの文化における9つの定理と10の背景が解説されている。特に1つ目の定理の「スモール・イズ・ビューティフル」、つまり小さく作って組み合わせることについて全編を通して説かれている。 1996年発行と古いがUNIXの哲学は普遍性があるため、アジャイルやマイクロサービスのような現在のトレンドに通じる要素もある。UNIX以外でも応用できる点が多く、また、OSの仕組みや