『希継奈』の度数が40度の理由
初めまして。
「語り継がれる1本を。」をコンセプトに、焼酎の極上の価値を届ける、プレミアム焼酎ブランド“SHOCHU X”です。
今回は『希継奈』が40度の理由。についてです。
それにはまず通常の焼酎の度数について見ていく必要があります。
日本の焼酎は、度数が一般的に25度です。
この25度の焼酎は、実はできた時から25度ではなく、原酒と呼ばれる度数の高いモノに加水をして調整されているのです。
25度の蒸留酒というのは世界的に見ても稀であります。ワインや日本酒の醸造酒はおおよそ10度台、ウイスキー・ジン・ブランデーなどの蒸留酒は40度前後。ではなぜ焼酎は25度が一般的なのでしょう。
それは1940年に制定された旧酒税法が影響していると言われています。
お酒には酒税という税金がかかります。すなわち貴重な国家財源なのです。現在(2020年)は歳入の2%ほどですが、100年程前までは約4割程を占め、所得税より多く、国家税収第1位だったのです。
(出典:帝国統計年鑑、主税局統計年報書)
その1940年の旧酒税法では、酒の種類によって基本税率が決まっていて、基準となるアルコール度数より低いモノには同額の税が課せられていました。しかし基準を超えるモノは1度超えるごとに一定の税が加算される決まりになっていました。
その基準が「26度未満」だったのです。
なので1番税が少なくなり、効率の良い25度の焼酎が主流になったと言われています。
しかし時代は戦後の混乱期。正規販売されている25度の焼酎が売り上げ不振になるほど、密造酒が横行していました。
そこで1953年に酒税法が改正されます。密造酒の度数が20度程のモノが多かった為、対抗措置として税率の基準となる度数を21度未満に変更されました。
現在でもこの税率は変わらず、20度を1度超えるごとに一定の税が加算されていきます。
それならば焼酎は20度になるはずではないかと疑問が湧きます。
結論、これは最初の旧酒税法の時の25度が文化として残ってしまったと言われています。
一方20度の密造酒が多く出回っていたとされている宮崎では、その名残で今でも20度の焼酎が一般的なのです。
上記のような理由で日本の焼酎は25度になってしまっているのです。
当然、文化として25度の焼酎は素晴らしいものです。
しかし世界でも稀な1回蒸留で技術力も高く、蒸留酒の最も大切な「香り」がもっとダイレクトに伝わると思い、『希継奈』は40度で商品化しています。
今後の事、焼酎が世界中で飲まれる事を考え、日本人にとっては慣れ親しんだ度数でも、海外の方にとっては軽すぎます。またカクテルとしても40度前後のスピリッツの方が当然使いやすいのです。
是非『希継奈』を手にとっていただけたならば、1番最初は香りが立ちやすいグラス(ブランデー・ウイスキー・ワイングラス等)で少しだけ希継奈を注ぎ、ストレートでしっかりと香りを確かめながら、時間をかけてゆっくり飲んで欲しいです。特に、お酒に強くない人、焼酎初心者はちびちびと飲むか、横にしっかりチェイサーを用意するようにしましょう。
『希継奈』の奥深さがふんだんに味わえます。是非試してみてください!
"SHOCHU X”は毎週日曜夜21:00~22:00のみオンラインショップにて限定販売しています。現在は第1弾商品 『麦を極め、熟成だけが創り出せる麦焼酎 希継奈-kizuna-』を販売中。第2,3弾商品の開発も進めています。
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