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カメラを使うようになって気が付いた空の色とEVF(電子ビューファインダー)の効果
カメラの話
ここ数か月、がっつりカメラと写真に嵌っている。もともとガジェット類が好きだったこともあり、最初はカメラ本体をいじって楽しむのが先行していました。
肝心の写真はというと、ストリートスナップやオブジェクトなどを撮ることにはそれなりに面白さを感じていたのですが、風景写真にはそこまで興味を持っていませんでした。
空の色がきれいに映えるカメラ
ところが写真を撮るたびに写る空の色が気になるようになりました。どうにも空の色がきれに見えるのです。
私がメイン機として使っているのはOLYMPUSのOM-D E-M1Xというカメラ。サブ機として同じくOLYMPUSのPEN Lite E-PL3、どちらもOLYMPUS社のかめらだ。(OLYMPUS社及びOLYMPUSブランドは現在はカメラ事業をOMデジタルソリューションズという別会社に移管し、OM SYSTEMというブランドになっているが)
調べてみると、OLYMPUSのカメラは「オリンパスブルー」と言われるような空の色、青色の発色に特徴があることを知りました。
それからというもの、いろいろなストリートスナップや物撮りだけでなく、風景写真も撮るようになったのです。
作例
まだまだカメラ駆け出しの作例ですので構図やピント、絞りなどまだまだではありますが、個人的に感動できた作例を上げたいと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1715304468123-71fMinmv7L.jpg?width=1200)
これは熊本市西部の金峰山の上から北西の干拓地方面を撮った写真です。露光などはいじっていますが、色調などは触っていません。
![](https://assets.st-note.com/img/1715304468176-ZQ959YplGd.jpg?width=1200)
これは玉名の平野部で西の空に沈む太陽を撮ったものです。青色ではありませんが、オレンジと紫の色に感動してシャッターを切りました。
![](https://assets.st-note.com/img/1715304469382-GZcz6sz8Kq.jpg?width=1200)
これは桜の背景としてそらを入れた写真です。主役と思って撮った桜よりも、その背景の空色が気に入っている一枚です。
![](https://assets.st-note.com/img/1715304468751-CKH36MDFMC.jpg?width=1200)
これは夕方、金峰山から島原方面を撮った一枚。フレアが出ていて上級者からは笑われるのでしょうが、個人的には好きな一枚です。
![](https://assets.st-note.com/img/1715304469097-Dv5Mzyp133.jpg?width=1200)
これは山上にあった石碑と新緑、空を合わせてフレームに入れた一枚。残念ながら全体的には曇り空だったものの、新緑の隙間の青が印象的で気に入っています。
出来上がりも良いが撮っている瞬間が気持ちいい
拙い撮影技術、出来上がりではありますが個人的には満足をしています。この仕上がりだけでも写真の楽しみとは言えるのですが、本当の楽しみはそこではありません。
本当に楽しいのは写真を撮っている瞬間なのです。
私の使っているOM-D E-M1XというカメラはEVF(電子ビューファインダー)を搭載しています。そのため写真を撮るときは背面液晶ではなく、ファインダーを覗いて撮影することがほとんどです。(撮影姿勢も安定しますし、雰囲気が出るので)
私が撮影をするときは、自動車での移動中に景色や空がきれいだなと感じた時なのですが、そう感じた時にまず車を止めてからカメラを持ち出します。
カメラを取り出す前にきれいな空だなと、感じた風景を撮るのですからファインダーの中にはもちろん期待している映像は見えるはずです。
しかし、ファインダーを覗いた先に見えているのは実際の風景よりもさらに美しい風景です。昨今のEVFは写真として吐き出す映像をそのままファインダー内に表現するため、実際の風景ではなくセンサーが捉えた画像を見せてくれます。その映像を覗くと、さらに景色に感動し、シャッターを切りたい衝動に駆られるのです。
これはフィルムカメラとの大きな違いかもしれません。一眼レフのフィルムカメラの映像はあくまでもレンズを通ってきた外の映像そのものであり、筐体側が映像を加工するわけではありません。
フィルムカメラが自然にあるがままの景色を切り取るイメージであるのに対し、ミラーレスカメラはそれを作品として仕上げた状態で切り取るイメージに近いでしょう。
何気ない日常の風景や事物が、フレーミングしただけで「作品」になるあの瞬間、シャッターを切る高揚感、これがカメラの魔力なのかもしれません。