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大学入試/進路指導関連

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私が書いた入試や進路関係の記事のまとめ。九州の受験事情も。
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2023年9月の記事一覧

【予告】九州内の国立大学受験に向けての学習法の記事をUPしていきます。【告知】

【予告】九州内の国立大学受験に向けての学習法の記事をUPしていきます。【告知】


九州内の受験情報の少なさ沖縄を除く九州の人口は2023年現在において約1257万人、単純に考えると日本の10分の1に相当する経済圏となっています。

そのため本州とは異なる独自の文化圏を形成しており、人口動態に関してもその影響は大きく、進学や就職もそれに伴って本州とは異なる動きを見せています。

しかし、その一方でネット上においてもパイの少なさからか受験情報が乏しいのが実情です。

本州からの受

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佐賀県立大構想は自県進学率九州ワースト1位の解決手段になり得るか

佐賀県立大構想は自県進学率九州ワースト1位の解決手段になり得るか


佐賀県立大構想佐賀県が佐賀県立大学の設置構想があることを明らかにしました。

設置の目的として、県内での人材育成を行うことを第一に挙げています。

佐賀県知事も記事内で以下のようにコメントしています。

九州の自県進学率九州の自県進学率は他の地域と比べて高いのが特徴です。

これは関東関西の大都市へのアクセスが悪く、良くも悪くも文化圏が独立していることが起因しています。

その代わりに福岡が九州

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「福大ぐらい、日大ぐらいなら合格する」という言葉に見る、大学進学は簡単であるという大きな勘違い

「福大ぐらい、日大ぐらいなら合格する」という言葉に見る、大学進学は簡単であるという大きな勘違い


面談でよく出る話題担任として進路相談、面談を行っているときに具体的な大学名を参考にして進路指導を行うことは少なくありません。

もちろん、模擬試験の成績で入試の合否を完全に占うことはできませんが、ある程度の参考資料としては十分に活用できます。

その時に保護者や本人から聞く言葉の一つが以下のようなものです。

「最低でも福大ぐらいは通りますよね」

教員という仕事を何年もしていますが、この言葉を

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