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自分が着たいブランドになるために/「洋服の青山」に変革の兆し
本日はこんな記事を見つけました。
総務省の家計調査によれば、1991年には年間2万5000円を超えていた1世帯当たりのスーツ購入額(スーツ、ネクタイ、ワイシャツの合計)は、2016年には3割以下に縮小している。25年で実に7割減したことになる。特にここ10年は、節電意識の高まりや柔軟な働き方の浸透によって、堅い職場でもポロシャツ、ノーネクタイが受け入れられるようになってきた。追い打ちをかけるようにコロナ禍だ。テレワークが増え、スーツを着る機会は一気に減ってしまった。
青山商事リブランディング推進室の平松葉月さんは「紳士服業界は下がり調子。コロナ禍で、必要のないブランドだと認知されてしまっている」と語る。「洋服の青山」のブランド認知度は90%前後と非常に高い。しかし、「自分が着たいブランド」としては、想起されにくいというのだ。
「お客さまや社会より、競合他社ばかり見て仕事をしてきた結果、外の世界との接点がほとんどない閉じた会社になってしまい、社会から取り残されようとしていました」(平松さん)
ライバルを見ることも大事だが、それが過ぎると「他社が作ったからうちも」が商品開発の起点となってしまい、本当に必要とされる商品の追求が難しくなっていく。
競合他社ばかり見ていた会社が変わり始めた
ビジネスウェア3.0を定義する――これが共創コミュニティ「シン・シゴト服ラボ」のミッションだ。
ビジネスウェア1.0はスーツ、2.0はビジネスカジュアル。ここまでは、既存の社会通念を元に、ファッション業界が作り出してきた流行だ。対してビジネスウェア3.0は、働き方の多様性が一気に広がった現代のビジネスパーソンとともに考え、提案していきたいという。
「目指すは会社の売り上げアップではなく、世の中を良くすること。お客さまの課題と青山商事が培ってきた素材や技術といったアセットをつなぎ、もっと使えるブランドにしていきます」(平松さん)
2021年10月には、共創の第一弾として、テレワーカー向けジャケット「WAGAMAMA JACKET(ワガママジャケット)」が発売された。コンセプト立案からサンプルレビュー、完成後のプロモーションまで、全てコミュニティメンバーと一緒に取り組んだという。競合他社のことばかり気にしていた会社が、少しずつ変わり始めた。
洋服の青山が、リブランディングに本気で取り組んでいるようです。
私の個人的意見ですが、洋服の青山って、今まで消費者置いてけぼり感があった気がします。だからなのか、青山で何か買いたいと思わなかったですし、青山の服を着ているのは少し恥ずかしい、という感情さえ持っていました。
※でもスーツカンパニーで購入している人は多かったです。(ブランドで、というよりはデザインと価格が手頃で、という感じですが)
老舗企業の変化が見れることを楽しみにしています!
本日は以上でーす。
しょーじん
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