USB ケーブルを調べると分かる世界
USBケーブル。
ありとあらゆるガジェットに付属している為、意図せずにやたらと増えていきます。困ったことにケーブルを見ただけでは仕様が分かりません。分かることはコネクタの形状だけです。
特にUSB-C ケーブルは鬼門です。USB-Cコネクタだから高速伝送できるわけじゃありません。充電しかできないケーブルだってあります。試しに接続してみたら、そもそも認識できなかったり、充電がとても遅いケーブルもあります。
とにかくUSBケーブルは厄介です。
そこで、しょっさんは巷で評判のUSBケーブルチェッカーを買いました。BiTradeOne の代物です。
LED の点灯具合と、OLED で表示された内容からUSBケーブルの仕様をある程度判断することができる仕組みです。どんなことが分かるのか。
通電できるかどうか
ケーブルは仕様通りか
USB2.0か
USB3.0 または 3.2 と想定されるのか
データ伝送は可能か
ケーブルの抵抗値
これらのテストを行うことで、良いUSBケーブルと悪いUSBケーブルを判断できます。捨てても良い、残しておくべきケーブルを実際に計測して判断できます。
今回の廃棄判断は次の通りです。
データ伝送用としての USB 2.0 ケーブルは廃棄
異常なケーブルは廃棄
抵抗値が400mΩ 以上なら廃棄
良いケーブルの例を示します。めっちゃ高いで有名な TetherPro ケーブルです。流石の品質です。
高い金を払っただけの品質はあると言えるでしょう。流石です。
こんなに高いケーブルでないとこの品質でないかと問われれば、そんな事はありません。1~2m 程度のケーブルだと Anker がとても品質が高いです。私の持っているケーブルは全て 200mΩ未満でした。SANWAも一本だけ持っていますが、これは 185mΩ。他、Apple は 200mΩ台、エレコムは 300mΩ~400mΩですね。これら以外のノーブランドは 500mΩ以上ばかり。ケーブルにロゴを入れている会社は、ある程度信じても良さそうです。
こんな感じでイロイロとチェックをしていったら、TetherPro と Anker しか手元に残りませんでした。いらないケーブルは区役所に併設されている小型家電の回収ボックスへ入れてくることとします。
低抵抗でオススメの充電用ケーブル
170mΩ前後の使い勝手の良い充電用ケーブルです。USB 2.0 (480Mbps)でデータ伝送もできます。
ワット数が見えるケーブルの中で、もっともレビュー評価のよかったSANWAのケーブルは 185mΩです。100w をうたっている充電用ケーブルは軒並み高性能ですね。流石です。
ワット数が見えるからと言って、ただのイロモノではなかったと言うこと。偉い。
データ伝送用のオススメケーブル
USB 3.1 Gen 2 (10Gbps)な USB-C → USB-C ケーブルです。90cm なので PC と外部SSDなんかに丁度良いのでは。
USB 3.1 Gen 1 (5Gbps) で 4.6m と長いUSB-C → USB-C ケーブルです。
高いなりの安定度です。カメラでのテザー撮影に利用しています。