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アルバ(バローロ・バルバレスコ ワイナリー巡りVol.1)


出発準備

ここでブログを始めて半年が経つがいつか書いてみたかったのがワイナリー訪問の記事。以前、フランチャコルタのワイナリーには行ったことがあるが、やはりワインの生産地に行ってみたかったのだ。ワイナリーと言えば試飲だが、電車に乗って行くにはあまりにも不便であることが判明した為、車に乗って行くことに。12月7日からミラノ市民は4連休。然程下調べもしなかったがバローロとバルバレスコに行ってアルバに一泊することにしてbooking.comで予約も完了。一人だが3ベッドルームで61ユーロと言う破格の安さ。アルバは祝日ではないので平日扱いで安かったのかも。何はともあれ、7日は天気も快晴の様だし絶好のワイナリー日和を期待して・・・

La Spinetta(ラ・スピネッタ)

知人に勧められたワイナリーがこのラ・スピネッタ。12月8日に行こうと思い事前にメールで問い合わせると、8日は祝日且つこの地方は雪が降る予報だから止めた方が良いと親切な忠告。そして7日であれば受け入れ可能とのことで予約。ミラノからはAutostrade(高速道路)で約1時間40分。E62からA7と言う順序で渋滞もなくアルバ地方に到着。ラ・スピネッタのワイナリーは高速を降りて15分程度。ひたすら坂道を登って進む。上に登れば登る程見渡す限り一面のワイン畑が一望できる。収穫も終わって葉っぱも残っていない様な状態だが、この地域だけでも何百、1千を超えるワイナリーがある様で、成程ワインを生産するのに適した地形であること納得。
意外とこじんまりとした建物で、前日に予約をしていたErikaさんが出迎えてくれた。La Spinettaは1977年に創業されたワイナリーでBarbaresco DOCGのワインでドイツのアーティストがデザインしたサイのエチケットが有名。なぜサイにしたかと言えば「サイは力強く、進む方向を決めたらまっすぐ突き進むから」とのこと。La Spinettaはピエモンテに新たな技法等を持ち込み一世を風靡した「バローロ・ボーイズ」の中でも最も成功を収めたワイナリーの一つ。La Spinetta3兄弟と呼ばれる3本のバルバレスコが有名。青色のエチケットの「ヴァレイラーノ、赤が「スタルデリ」、緑が「ガッリーナ・バルバレスコ」で一本約110€。日本では28,000円程で売られている。Erikaさんを独り占めしたっぷりとワイナリーを案内してくれる。90%が畑仕事で残りの10%がワイナリー内での作業と言われる通り、ワイナリー内には最新設備が所狭しと設置されており、非常に近代化された綺麗な空間であった。

ラ・スピネッタ三兄弟

バルバレスコ・タワー

ラ・スピネッタを出発し向かうはバルバレスコ。この地域の象徴でもあるバルバレスコ・タワーを目指す。ラ・スピネッタからバルバレスコに向かうまで一面のワイン畑が広がる。春先に来れば緑で覆い尽くされたとしたワイン畑は壮観だろうな。バルバレスコ・タワーには5ユーロで最上階まで登頂することが出来る。お世辞にも早いとは言えないエレベーターに乗って登頂するが、階段で登ると結構な疲労感となる筈。生憎最上階の展望場所には誰も居らず、バルバレスコのワイン畑とアルプスを独り占めすることが出来た。タワーを降りて周辺の小さな村を探索。勿論ワインショップがひしめく。元々教会だった場所がワインショップになったりしていたりする。友人に紹介してもらったCAMPAMACは生憎定休日。店の外観だけでも非常にそそられる。次回は是非来たいと思った。GAJAのワイナリーもこの村にある。写真を撮っていると「今はやっていないんだ、どこから来たんだ?」と親切に声をかけて下さる年配の方が。この方はもしかしてここのオーナーの。。。

バルバレスコタワー
教会を改装したワイン屋さん

タヤリンの白トリュフ掛け

ラ・スピネッタのErikaさんに紹介して貰った別の店に車で移動するも何とその店もお休み。この地域は木曜日が休みの日が多いのか。。Erikaさんが紹介してくれた別のお店「DEGUSTO」はオープンしており迷わず入店。そして迷うことなく地元の名物パスタTajarin(タヤリン)を注文。当然トリュフ祭りで有名なアルバに近いこちらでもトリュフは特別な料理。メニューには載っていなかったが「白トリュフのタヤリン」と言うか「タヤリンの白トリュフ掛け」と言うか特別感ある料理を注文。メニューに載っている通常のタヤリンはまあ15ユーロ程度だったが、後で伝票を見るとこの白トリュフが掛かったタヤリンは45ユーロ!目が飛び出るほど美味しかったかと言えばそうでもないような気もするすがまあとても良い経験にはなったのである。

これぞタヤリンの白トリュフ掛け
地下一階の個室はワインセラー
洒落たバスルームのタオル




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