Human being
ただただ、美術館に行って興奮したって話。
冬の日照時間の短さの影響をもろに受けて、最近すっかりエネルギー不足。
春夏秋と活発にあんなに行っていた写真撮影活動も細々としてしまっている。
あ、これが冬季うつとかいうやつなのかもなぁなんて考えながらカーテンを開ける。
そろそろ、無理矢理にでも出かけないと充電もクソもないなと寝起きの頭でぼんやり考えて、そういえば最近美術館に行ってないなと、今開催されている展示を漁っていたら、ふと目に止まった展示。
「ヒューマンビーイング 藤野天光、北村西望、三輪途道のさわれる彫刻まで」
場所は、群馬県立館林美術館
1月27日から始まったばかり
仕事の一部で、人間の顔を取り扱う身としては、とても興味深い
これは誰かに行けと言われているに違いない
と一人合点して、車を走らせた。
顔、顔、顔。
人間の顔ってどうしてこんなに魅力的なんだろう。
彫刻家の熱量に当てられながら、前から横から顔を見つめる。
人の顔が好きだけど、人を不快にさせたり、勘違いをさせたりするから、三次元の顔ってなかなかしっかり拝めない、その欲求を彫刻にぶつける。
目、鼻、口。
構成は同じなのに、こんなにも違う顔たち。
あー、DNAってすごい。
そして、作品に触れるという贅沢も味わうことができた。多幸感爆発。
気に入ってしまった三輪途道さんの作品《泥団子仏女》と一緒に写真も撮ってきてしまった。一部ではあるけれど、写真撮影可能な上に触れるって嬉しい。
今日は、一眼レフを持ち込んでいなかったから、スマートフォンで撮影。
以下の写真は、すべて三輪途道さんの作品。
脳が刺激されて、創作意欲が復活の兆しを見せてきた。
とりあえず、次の休日は紙に鉛筆を走らせてみようか。
それとも、カフェにでも行って、本を読むふりをしながら人の顔を観察させてもらおうか。
ずっと会いに行けてない海に行くのもいいかもしれない。
うん、なんだか少し元気が出てきた・・・気がする。
立春に合わせて、なんとか冬季うつから脱却できそうだ。
ご覧いただき、ありがとうございました。 緑川