そういえば、地学が好きだったって話
最近、思い出したことがある。
タイトルにもあるように、そう言えば、地学って分野が好きだった話。
※ここで書いている「地学」は、高等学校に設けられた理科の一科目のことで、気象学や天文学、環境学等も含む広義の意味の地学を指しています。
小さい頃から空を眺めるのが好きで、かこさとしさんの著書「地球」「海」「宇宙」が大好きだった。
刻々と変化する空が好きだった。
一枚岩のように見える地面が、大きく揺れるのか不思議だった。
互い違いの崖の縞々が謎だった。
流星群の時期になると、庭にレジャーシートを敷いていつまでも空を眺めていたっけ。夢中で夜空を眺める私の横に、いつの間にか父親も来ていて、一緒になって空を眺めていたのは、今では美しい思い出の一つだ。
当時は、「地学」って言葉も知らなかった(と思う)。
自分の足元に広がる世界、手の届かない遥か高いところで起きている世界に魅了されていた。
高校生の時、授業選択をする際に理科系の授業に地学がなかった。
そもそも大学入試共通試験に地学があったかなんて覚えていないけれど、
あの時に地学があったなら、また生き方が変わっていただろうかなんて思う。
・・・いや、当時の自分じゃ変えられなかったろうな。
社会人になって、そこそこの年数が立ち、日々仕事のためのスキルを磨きつつも余裕が出てきたところで、SnowManの阿部亮平さんを知った。
この人は、アイドルでありながら大学院を修了し気象予報士の資格も持っている勉強大好きなすごい人、私が大好きな「努力の天才」の一人である。
この人を見ていると、何歳になったって勉強は始められるし、自分を生かすも殺すも自分次第だと思わされる。
で、空好きの阿部さんを見ていて、
自分て利害抜きに何が好きなんだっけ
と思ったのである。
そして、冒頭に戻る。
大人になってから、何かを学ぶときに仕事に絡む理由を求めるようになっていたけれど、理由抜きに好きなものを追求したっていいじゃない。
今の私には、その権利があるはず。
夜景だって、元々は星が好きだから星景写真撮影から始めた。そこから派生したのが、工場夜景撮影だ。
初心に戻って、今度星景写真を撮りにいこう。
地学の分野が好きって再認識した結果、読書欲が爆発してしまった。
書店偏愛者だけど、読みたい本を全部買うとお金も重量もかかるから近所の図書館へ。自分では購入しないかもしれない本も置いてあるから、たまに行くと楽しいし、新鮮な出会いがあるから好き。
まずは、ベタに渡邉克晃さんの著書「美しすぎる地学辞典」から読もうかな。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています。 緑川