121.「問題のない家庭が問題!」とはどういうことなのか?
こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。
あなたはどんな家庭環境で育ってきましたか?
息苦しさを感じている人の多くは、育ってきた家庭環境の中で歪んだ「人生のシナリオ」を描いてしまっているんです。
しかし、まれに家庭環境には問題がなかったという人がいるんです。
話を聴いてみると・・・・・
家族は仲が良く、貧乏ということもなくそれなりに裕福に育ってきているんです。
2人姉妹の妹でお姉さんとも仲が良く、毎年家族旅行にも出掛け楽しい思い出もたくさんあるんですね。
家族間の大きなトラブルもなく、愛情に包まれた子ども時代を過ごしているんです。
でも、大人になり社会に出て働いていると・・・・・生き辛くて仕方がないんですよ。
会社でもちょっとした出来事で落ち込んでしまったり・・・・・
イライラとしてはやる気が出ずに会社を休んでしまったり・・・・・
とても大切に育ててもらったのに、両親に対して申し訳ないという気持ちでいっぱいなんですね。
そこで一緒に人生の振り返りをしてみると・・・・・本当に問題がないんですよ・・・・・
ストレスのない少女時代をずっと過ごしてきているんです。
では、なぜ生き辛さを感じているのでしょうか?
・・・・・・・・・・
実は問題のない家庭で育ったというのが問題だったんですよ。
いったいどういうことなの?
みたいな感じですよね。
要はストレスのない世界で育ってきたので、ストレス耐性が育まれなかったということなんですよ。
実はですね。
親の出来が悪く家庭環境に問題があった家庭で育つと、逆に子どもはしっかりとして立派に育つこともあるんですよ。
親を反面教師として学び、自分はこんな家庭は作らないぞ!と努力をして幸せな家庭を築くんですよ。
「あんな親に育てられたおかげで、こんなに立派な今の自分になることができました!」
みたいな感じです。
そして、自分の親の足りなところを補った理想の家庭を目指すんですね。
その平和で幸せな環境で自分の子どもを育てていくんです。
するとそこで育てられた子どもはストレスがなく・・・・・問題がなく足りないところもないので・・・・・
不快な出来事の経験値が低い!
という状況になってしまい・・・・・大人になると出来の悪い親になってしまったりすることがあるんですよ。
悲しいサイクルですよね。
そんなサイクルに陥らないためには・・・・・少しくらい問題のある家庭で不快なことも経験しながら育つ方が良いということなんですよ。
そんな環境がストレスに対抗する力を育んでいくんです。
社会に出ればストレスはあるものですからね。
よく小中学生の父兄でモンスターペアレントが増えているという話を聞きます。
理不尽な要求をするのは論外ですが、少し先生に問題があったからとすぐにクレームを出して改善を求める・・・・・これも子どもを守ろうとする親心なんですが・・・・・
社会に出ればそういった人間はたくさんいるんですよ。
子どもが社会に出てもそういった人たちから子どもを守るために、いつもついて回るのでしょうか?
できないですよね。
子どもももう大人ですからね。
子どもが逞しく生きていくために、問題のある先生と接するのも大切な経験なんですよ。
社会人になる前の予行練習みたいなもんですからね。
もちろん親が出て行かなければならない様なケースもあると思いますよ。
そのライン決めは大切だと思います。
ただ。そのラインがあまりにも手前過ぎているのが現代の様な気がしているんですよ。
人間は適度なストレスがある環境でないと成長しないものなんですよ。
若い時にビジネスで成功して、リタイアをして悠々自適な生活に入ると脳の老化がスピードアップするんです。
私は・・・・・
一生青春!生涯現役!
で、この体がボロボロになって動かなくなるまで、現役で企業研修やワークショップ講座、カウンセリングをしていきます!
あなたも人生の最期まで、ああだ!こうだ!と言いながら一緒に楽しみながら歩いていきませんか?
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
synergy@bcc.bai.ne.jp
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