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78.「凄い人の正体」とは?
こんにちは!
100年の休日にバカンスで地球に来ている宇宙人こと、蔀(しとみ)晋輔です。
この世に凄い人はいると思いますか?
実は凄い人なんていないんですよ。
そう言うと、そんなことはない!スポーツでも世界記録を作ったり、金メダルを獲得した人は凄い人ですよ!という声が聞こえてきそうですが・・・・・
世間話の中で「あの人は凄いね!」と言うのは構わないと思っていますし、私もそんな発言をすることもあります。
ただ、もう少し深いところから見ると、凄い人は存在していないんですよ。
あの人は凄い!と思うのは、自分がそう解釈しているだけなんです。
虚像であったりしますからね。
本人は凄いなんて思っていないかもしれませんし、家族などの身内も「普通のおっさんじゃん!」みたいに思っているかもしれませんよ。
人を見て「凄い!」と思って「嫉妬」してしまったとしたら、それは「自己否定」をしているんですよね。
「自分はダメだ!」と思うから嫉妬心が生まれるんです。
だから、人を見て「凄い!」と感じた時には、「自分はダメだ!」ではなく「あれは私だ!」と思ってほしいんですよ。
一種の自己暗示ではあるんですが・・・・・
なぜ「あれは私だ!」と思ってほしいのか?を話しますね。
人は自分の中にないものは見えないんですね。
誰かを見て素晴らしいと思ったのなら、その素晴らしさが自分の中にもあるということなんです。
老人に優しく接している人を見て素晴らしいと思ったのなら、その優しさはあなたの中にもあるということなんです。
優しさのない人は、同じものを見ても何も感じませんから。
自分の才能を発揮して輝いている人を見て嫉妬したなら、その才能を発揮して輝く要素はあなたの中にもあるということなんです。
輝く要素のない人は、同じものを見ても何も感じませんよ。
別の角度から見ると、こういうことも言えるんです。
自分の中に人を騙すという概念がない人は、人に騙されやすいんです。
自分の中にそういう気持ちがないので、相手を見てもそれが見えないんですね。
自分の中に卑怯な部分がなければ、相手の卑怯な部分も見えないんです。
自分の中に計算高い面がなければ、相手がどんな計算をしているのかも見えないんです。
だから、一切の汚れのない真っ白な人というのは、人からだまされ利用されやすいんです。
まあ、そんな人は存在しないと思いますが・・・・・
少しは汚れて卑怯な気持ちもありながら、行動は誠実な方を選択していくのが良いんだと思います。
そういうことなので、人を見て「凄い!」「素晴らしい!」と感じたのなら、自分自身も「凄い!」「素晴らしい!」と思って下さい。
憧れの人というのは、手の届かない存在ではなくて、あなたと同じ要素を持っている人なんです。
同じ要素があるから憧れるんですよ。
スポーツに興味がない人は、誰がどんな記録を出そうが金メダルを獲得しようが、憧れもせず嫉妬もしませんからね。
あなたが「嫉妬」というネガティブな感情を抱いたのなら、あなたはその対象となる人物と同じレベルに手が届くというポジティブなエネルギーに変換すればいいんですよ。
冒頭で「凄い人はいない!」と言いましたが、解釈を変えると「全員が凄い人!」とも言えるんですよ。
あの人もあなたも、すべての人が生きているというだけでも「凄い人!」なんです。
日常の中で「嫉妬」や「憧れ」など、あなたの心が感じることを意識して知ってみて下さい。
それが自分を知ることにつながっていきますからね。
あなたは自分の心を感じていますか?
気軽に意見や感想をいただければ嬉しいです。
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