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貴綱 みか
2020年12月1日 08:03
介護をしている母の片側のお尻の足との境くらいの所が痣のように黒ずんでいてお尻の痣について介護関係の方から何度か聞かれたりドーナツ枕を使うようにとか色々と言われて使うようになったが気づくとドーナツ枕がお尻からずれていることが多く本人の使い勝手もよくないようで段々と使わなくなっていったお尻の痣についてはいつからできたものかもわからず母も特に痛みを訴えていなくてうち
2020年11月30日 07:50
生気を全くなくした土気色の顔の母が「火にかけてたのを忘れた」と仕事から帰ってきた私に助けを求めるように言いに来た母は鍋だか、やかんを火にかけてそのまま忘れてしまったようで部屋がちょっと焦げ臭かったそのことを一緒に家にいた父にひどく叱られでもしたのか母の顔は生気を吸い取られてすっかりしおれて、しぼんでぼそぼそと吐くことばも弱々しい母のこんな姿は初めて見たというか
2020年11月29日 19:42
私が社員旅に行く日の朝にいなくなった母はひとりで近所の公園に行きそこで転んで顔の片側の頬全体をすりむいて当分の間、通院が必要になった歩いて15分ほどの母が救急車で運ばれた病院までは足元がおぼつかない母のために行き帰りはタクシーを使った病院にいくと頬のガーゼをはがされ傷がまだ乾いていない真っ赤な頬があらわになる消毒をして薬をつけるどれだけの痛みに耐えているのか
2020年11月29日 14:19
ふと気づいたら家の中のどこにもいない私が社員旅行に行くの日の朝母が突然いなくなった何度探しても家の中のどこにもいない家の外も探したが見当たらない家の中でも伝い歩きで足元もおぼつかない母が一体どこに行ってしまったのか今までこんな風に突然いなくなることもなかったので全く想定外の出来事で事故やケガの心配や最悪の事態までもが頭をよぎる社員旅行とはいってもその年はいくつか
2020年11月28日 07:56
医師の診察が終わり寝問着しか着ていない母に自分が着てきた冬物のロングコートを着せて真冬の夜の厳しい寒さに母が震えることのないようにしっかりコートのボタンもしめて母と二人、タクシーに乗って家に帰る会社のブラウスとスカートの制服にカーディガンを羽織っただけの私はタクシーの中でさえもさすがに寒さが堪えるが母からコートを脱がすわけにはいかない昼間、母はお腹が痛くなりそばいた父
2020年11月26日 07:50
このまま家でもみていけそうだ母が老健から一時退所して家に戻ってきたが一定期間が過ぎたらまた老健に戻る予定で老健の職員の方からも「またね」といって送り出してもらったしかし母が家に帰ってきて日常生活を送っていると老健に入所する前より足腰もしっかりして人に頼らず自分から何でもしようとする自主性も身についていたそういえば、老健入所中に面会に行くと母は歩行器を使い必死な顔で一生