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わたしは『問いかけの作法』以前のところにいた

twitterで、『問いかけの作法』という本が良書だというツイートを見かけた。

わたしがうまく問いかけられていないから、相手からの返答が思ったようなものじゃないという自覚はある。
大いにある。
ちょうど気になっていたところだし、それなら、書店に行って試しに見てみようかな。
本当はkindleがあるので出かける必要はないけれども、朝からZOOM会議があったために化粧した顔を有効活用すべく、外出することにした。

***

書店に行ってぱらぱらと試し読みをした。
確かに良書だと思った。

目に付いたところでは、
「へぇ、そう思ったんですね」
じゃなくて
「へぇ、どうしてそう思ったんですか?」
という問いかけの方が話が広がる、というようなこと。
(※この例は正確ではなくイメージです)

これを読んだとき、わたしには技術じゃなくてメンタルが必要だと気づいた。
問いかける場面で、「どうしてそう思ったんですか?」とは思っている。
思っているけれども、言えなくなっている。

たぶん、相手が怖いんだと思う。
(わたしから見て)圧がある人は特にそうだ。
怖い人を前にすると、言いたいことが言えなくなってしまう。
なんとかしてこの人の気を鎮めなくてはと思ってしまっている。

わたしが探すのはやっぱり技術ではないみたいだ。

どこか遠くにいっていた思考が戻ってきて、わたしは『問いかけの作法』を閉じた。

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