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BOOK COVER6 アイディアの発表(3)

ブックカバー企画、zoomミーティング2回めの報告が続きます。
お題と決めた本のブックカバーをどう表現するかのアイディアを話す回です。

3人目はクロイシマリコさん。彼女が選んだ本は、こども時代に学校の図書室で夢中になって読んだ少年探偵団のシリーズ。

選んだ本
「少年探偵シリーズ」江戸川乱歩

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クロイシさんは、刺繍と消しゴムハンコをメインに、フェルトやモールなど、様々な素材や手法を使って作品を作っています。手法は何であっても、猫やウサギ、ロバなど、憎めない表情をした魅力的な動物たちを次々に生み出していきます。かわいいだけではなく、不思議で奇妙な世界を感じるところも魅力の作家さんです。

クロイシさんがこども時代に読んだのは、ポプラ社の少年探偵団で、全部で26巻もあるロングシリーズ。これはすでに絶版になっており、新しい装丁の本が現在も発売されています。ただ、せっかくこの本にかけるブックカバーを作るならば、現在の本ではなく、子供の時に手にとっていた思い出の本にカバーをつけたいと(この企画のために!)古書で少しずつ買い集めてくれているとのこと。

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小林少年と選ばれた少年たちで結成された探偵団がいろいろ事件を解決するお話で、探偵団の7つ道具とBDバッチが本の中では大切なアイコンです。そんな物語にそって、こんなことをブックカバーで表してみたいと話してくれました。

1、
7つ道具を表す立体的な実物に近いものをカバーにいろいろつけて、取り外せる。

2、
シリーズのどの本にもかけられる全体を通して共通のブックカバーを作ること。そのカバーをかけることで、読んでいる人もこどもの探偵団の1員になって、ぐっと本の世界に入ってしまえるカバーを作りたい。

3、
表現方法がいくつかあるので、どの手法で表現するか迷っている。消しゴムハンコで紙のカバーもできるし、布に刺繍をしたカバーも良いかもしれない。

クロイシさんは普段は吉祥寺のギャラリー兼駄菓子屋の店長をしているので、いろいろな年齢の子供たちと触れ合う毎日を送っています。ブックカバーをつけた少年探偵団の本を今のお店で来るこどもたちにも読んでもらいたいと言っているのが印象的でした。クロイシさんとこどもが大好きな駄菓子を介してだけでなく、大好きな物語でつながれたら、、、カバーをつけた本を夢中で読むこどもの姿が想像できました。

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クロイシマリコさんのsnsのコメント

https://www.instagram.com/kuro.quq.lab/

刺繍cafeさん主催のbook cover展に参加しています。

自分の好きな本、漫画、雑誌などのブックカバーを好きなように好きな材料で作るというなんとも楽しい企画なんですが、小さい頃読んだ怪人二十面相のあの本にしようと決めてから中々手をつけられなく時間が過ぎていってましたが、とりあえず何となく頭の中にあるものの途中経過です。

あの頃欲しかった七つ道具を使った 物にしたいと思い、調べてみると
7つ以上ある😀団長の小林少年だけが持ってる道具もあるし、偽物の団員が出てきた時に持ってた物まで!
何を選ぼうか全部にしようか考え中です。BDバッチは外せない!

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