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vol.46:Bリーグ決算についてBOKURAししどの見解
ファンマーケティングのBOKURAししどです!
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さて、
今日は
Bリーグ決算についてBOKURAししどの見解
というテーマで進めていきたいと思います。(3,295文字)
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先日、Bリーグから各チームの決算状況が発表されました。
![](https://assets.st-note.com/img/1639805977769-UoQ9QRHwQk.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1639806001586-ipFpOsFcIf.png?width=1200)
各チームの経営状況やチーム状況がこの数字から色々と想像できるかと思います。
ぼくなりの見解やスポンサー視点からの見解をつらつらと書いてみたいと思います。
【B1(20チーム)】
◆売上合計 :約192億
◆費用合計 :約195億
◆営業利益合計:約-3億(赤字)
前年度の決算で売上が約167億円だったので約115%成長している。コロナ渦において入場料収入が減った影響はあったと思うが、スポンサー収入は勿論、熱心にアリーナに通うコアファンや物販売上などが伸びた影響かな、と。
◎売上10億以上(20チーム中7チーム)
◆千葉 :約20.4億
◆大阪 :約15.7億
◆A東京 :約14.2億(約7,800万の赤字)
◆宇都宮 :約14.1億
◆三河 :約13.5億
◆琉球 :約12.7億(約2,500万の赤字)
◆名古屋D :約10.5億
前年度の決算では売上10億円越えチームは18チーム中6チーム。
(A東京、千葉、宇都宮、三河、名古屋D、大阪)
琉球は新アリーナがオープンしたことにより、前年度のチケット収入が約1億円増えて売上10億円に到達。
◎トップチーム人件費上位5&下位5
(上位)
A東京:約9.2億(2021年12月18日現在、東地区5位)
千葉 :約9億(2021年12月18日現在、東地区1位)
宇都宮:約6.1億(2021年12月18日現在、東地区4位)
三河 :約5.2億(2021年12月18日現在、西地区4位)
琉球 :約4.9億(2021年12月18日現在、西地区1位)
(下位)
三遠 :約2.4億(2021年12月18日現在、西地区10位)
京都 :約2.3億(2021年12月18日現在、西地区11位)
新潟 :約2.2億(2021年12月18日現在、東地区11位)
滋賀 :約1.7億(2021年12月18日現在、西地区9位)
信州 :約1.6億(2021年12月18日現在、西地区6位)
基本的にプロスポーツチームはトップチーム人件費にどれだけお金をかけて選手を獲得するか?…がそのチームの勝敗に大きな影響があります。ただ、高額な選手を獲得してすぐに活躍できる選手もいればそうでない選手もいるし、その選手が活躍してもチームとしての連携が崩れてしまう場合もあったりするのでチームの完成度が勝敗数として出てきますね。
そういった意味では、信州はTOPチーム人件費を一番かけていないにも関わらず現在9勝10敗、と経営的な観点も含めて考えると大健闘と言えます。
◎営業利益が黒字(20チーム中13チーム)
L 大阪 :約1億(2021年12月18日現在、西地区7位)
L 千葉 :約8,700万(2021年12月18日現在、東地区1位)
L 島根 :約6,800万(2021年12月18日現在、西地区2位)
L 富山 :約3,800万(2021年12月18日現在、西地区8位)
L 北海道 :約3,200万(2021年12月18日現在、東地区8位)
L 三河 :約3,400万(2021年12月18日現在、西地区4位)
L 信州 :約2,900万(2021年12月18日現在、西地区6位)
L 名古屋D :約1,500万(2021年12月18日現在、西地区3位)
L 宇都宮 :約890万(2021年12月18日現在、東地区4位)
L SR渋谷 :約580万(2021年12月18日現在、東地区3位)
L 滋賀 :約530万(2021年12月18日現在、西地区9位)
L 琉球 :約400万(2021年12月18日現在、西地区1位)
L 京都 :約2万(2021年12月18日現在、西地区11位)
◎チケット収入上位5
L 宇都宮:約3.6億
L 琉球 :約3.2億
L 千葉 :約2.6億
L 川崎 :約2.0億
L 北海道:約1.4億
◎スポンサー収入上位5
L 千葉 :約13.1億
L A東京 :約11.9億
L 三河 :約9.2億
L 名古屋D :約8.3億
L 大阪 :約8.1億
◎グッズ収入上位5
L 大阪 :約1.5億
L 千葉 :約1.3億
L 宇都宮:約1.1億
L 川崎 :約0.9億
L 琉球 :約0.9億
リーグ戦終了後の順位で、ざっくり上位8チームがCHANPIONSHIPに出て優勝を決めるわけです。
・トップチーム人件費を適切にかけながらも
・しっかりチケット収入の割合が高く、
・営業利益を黒字化しつつ、
・上位に食い込んでいる
…という状況がチームを経営する上で求められることなのかなと思います。
そういった意味では、
千葉、宇都宮は、かなりレベルの高い経営状況なのかな、と思います。
※ぼく個人の見解としては、高額なスポンサー数社に支えられているよりも、少額でも多数のスポンサーを抱えるようなチームはフロント営業さんの労働集約的な部分は捨てきれないものの、安定経営につながるし、雇用も生み出せるという形が最良かなと思います。
※契約スポンサー企業数との掛け合わせを見ると更に深堀できそうですね。
プロスポーツチームといえども、基本的に営利企業です。
トップチーム人権費をめちゃくちゃかけて上位に入ったとしても、債務超過になって資金繰りできなくなればチームは解体してしまいます。選手やスタッフは勿論、ファンやスポンサーや地域や行政に愛され、その上で、中長期的にチームが存続していくことが、その地域の活性化にもつながり、社会への好影響があるのだと思います。
ファンからしたら、毎年毎年チームの順位に一喜一憂しながら非日常体験を感じさせてもらいたい。
スポンサーからすれば、チームと関わることで自社のブランディングや販促につなげたい。
選手やスタッフからすれば、自分のパフォーマンスに応じて多くの年俸や待遇を求めたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1639810024965-oq2Jw1rWFb.png?width=1200)
…それぞれ思惑が違いながらも共存していける素晴らしいビジネスモデルだな、と思います。
こうやって上場企業ではないプロスポーツチームが決算状況をしっかり開示していくことは本当に大切で貴重なことで、これを受けて、ぼくらファンやスポンサーも、これらの数字を自分事化していくことが、末永いプロスポーツビジネスの発展につながるのではないかと思います。
これからも何かしらな形でスポーツマーケティングに関わっていきつつ、いちファンとしても注視していきたいなと思います。
こういったスポーツ×ファン×ビジネス…な話を多くの方としてみたいなと思います
今日は以上です!
BOKURAししど
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(起業家、経営者としての日々の悩みや、スポーツチームのファンとしての想いなどをつぶやいています)
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