猫野ししゃも

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1巻お届けチャレンジ(100冊までの道)前編

私を漫画家にしてくれた編集さんは良い方でした。数か月の間に何十回とやり取りを重ね、私が連載デビューする為に時間と労力を惜しまず注いでくれました。連載が始まる前に部署を移動された後ですら、お力を尽くしてくれたのです。それだけのサポートをいただいたにも関わらず、私の作品は読者様の目に留まりませんでした。編集さんが信じて送り出してくれた作品を私の力不足で誰にも読んで貰えなかった事実が心苦しかったのです。 そんな時、ある漫画家さんが自作のアニメPVを制作して宣伝されたという記事を思

      • 再会した受取り人様が一緒になって漫画を配ってくれたお話

        というわけで再び駅前にやって来ました。 前回のnoteでご報告したとおり、日々、自著マインド・リバーシの普及活動に務めておりますが、筋トレを趣味にしているにも関わらず体力面において私の屋外活動限界は1時間です。 連日の猛暑も合わさるからでしょうか、これ以上お外にいると体調に異変をきたすので本を配り切れずに撤退する日もあります。 そして、この日もポケットティッシュを帯に貼り付けて漫画を配っていました。 すると「先日、漫画をいただいた者です」と見るからに上品な女性が声をか

        • 路上で配っていた漫画の1話はこちらになります(2/2)マインド・リバーシ

        1巻お届けチャレンジ(100冊までの道)前編

          路上で配っていた漫画の1話はこちらになります(1/2)マインド・リバーシ

          路上で配っていた漫画の1話はこちらになります(1/2)マインド・リバーシ

          漫画をチラシみたいに配ってみたらポケットティッシュに完敗した話(後編)

          というわけでリベンジにやって来ました。 前回の漫画配りでは、なかなか本を受け取って貰えずほんの数冊配るだけで、夏の暑さにまいってしまいました。 そこで今回は、漫画の帯にポケットティッシュをセロハンテープで貼り付けてみました。本の中心部分をポケットティッシュが覆うような感じです。 表紙は読者様の目を引くための重要なツールであり本の顔とも言えますが 元より私にプライドなどありません。鼻をおかみになるついでに漫画を読んでいただければ幸いです。 そして前回と同じく、歩行者様の

          漫画をチラシみたいに配ってみたらポケットティッシュに完敗した話(後編)

          漫画をチラシみたいに配ってみたらポケットティッシュに完敗した話(前編)

          というわけで駅前にやって来ました。 自著のマインド・リバーシという漫画をチラシ代わりに配り ひとりでも多くの方に作品を届けて読んでいただくのが目的です。 (道路使用の許可証はいただいております。) 個人事業主が自身の商品を宣伝する為に お金や労力をかけることは当然だと思うから 普及活動をしに来たのです。 幸い学生時代にチラシ配りのバイト経験があるので ポジション取りやお声掛けのタイミングには慣れていました。 そして自身の経験に基ずき チラシ ≦ ポケットティッシュ 

          漫画をチラシみたいに配ってみたらポケットティッシュに完敗した話(前編)

          漫画を読んで貰えないなら自分でお届けすればいいじゃない

          人生いろいろあった。 完治しない病気にもなった。 心身共にボロボロだった時、とある編集さんが漫画家としてのデビューを助けてくれた。女神の様な人だった。残念ながらその編集さんは途中で担当を変わられたのだけど。 初めての連載は目の前の仕事をこなすのに精一杯でSNSを始める余裕もないほど忙しかった。 それでも人生初の単行本が出た日にはドキドキしながら書店に行った。 そしてコミックスのコーナーに向かうにつれて徐々に気持ちが沈んでいくのを感じた。 誰が読んでくれるのだろう、と。

          漫画を読んで貰えないなら自分でお届けすればいいじゃない