プロ野球編#2ヤフオクドームがPayPayドームに?
【はじめに】
読者のみなさんこんにちは!
『スポンサー営業マンになりたい素人』です。
今回紹介するスポンサー契約は2019年11月に発表された契約です。その中身について見ていきたいと思います。
2019年11月にPayPay株式会社が、「福岡 ヤフオク!ドーム」の命名権を取得して「福岡PayPayドーム」(略称:PayPayドーム)に変更することを正式発表しました。2020年シーズンからPayPayドームに変わります。
【PayPayとは】
PayPay(ペイペイ)とは、ソフトバンクとヤフーが設立した「PayPay株式会社」が運営する、スマホを使って支払うサービス。PayPayに対応しているお店で、現金ではなくスマホのPayPayアプリで支払いができる。スマホにインストールしたアプリに表示されるQRコードやバーコードを使って決済をするため、だれでも手軽に利用することができるのが特徴。
【福岡ソフトバンクホークスとは】
日本のプロ野球球団。パシフィック・リーグに所属している。2017年.2018年.2019年シーズンでは3年連続日本一を達成し、近年最も力があるチーム。本拠地は福岡市の『福岡PayPayドーム』。親会社はソフトバンク株式会社。
【契約の内容】
・「福岡 ヤフオク!ドーム」の命名権を取得し、『福岡PayPayドーム』に名称を変更。
・今宮健太選手と髙橋純平投手を2020年度のPayPayアンバサダーに任命。両選手は福岡PayPayドーム内外で、スマホ決済サービス「PayPay」のPRを担う。
・飲食やグッズ販売、スタンド内飲料販売(売り子販売)、ワゴン、スーパーボックス、チケット売り場にスマホ決済サービス「PayPay」を導入(2019年3月より継続)
【企業側の課題】
知名度で信頼度やセキュリティの安全さをカバー
現在日本国内では、PayPay の他に、LINEPay、楽天ペイ、d払いなどの多くのスマホ決済サービスが存在しています。このように数多くのスマホ決済サービスが存在する中でPayPayは国内利用者数がトップです。
PayPay は積極的にテレビCMやWeb広告を掲出し、ユーザーの目に入る機会を増やしたことで利用者を獲得していきました。しかし、総合満足度やサービスブランドの信頼などの項目は他のサービスと比べると劣っています。
MMD研究所調べ(2020年1月)
各項目に関する満足度を見てみると、『使える店舗の豊富さ』以外の項目では1位のものがありません。『アプリのデザイン、使いやすさ』、『セキュリティの安心』、『決済の連携の豊富さ』においては最下位となっています。
これらの項目を、圧倒的知名度と利用者数NO1ということを前面に押し出すことで、カバーする目的があるのではないでしょうか。
福岡ドームの命名権を取得することで、更なる知名度UPと利用者数の増加を目指していると考えます。
【お互いのメリット・目的】
PayPay
・ドームの命名権(ネーミングライライツ)を獲得しPayPayの認知度の向上に繋げる
・PayPayユーザーの獲得
福岡ソフトバンクホークス
・スポンサー費の獲得
・選手のPR
・ドーム周辺でのキャッシュレス化することで、購買の簡素化
【まとめ】
1993年に福岡ドームはオープンしました。そして、2005年にダイエーからソフトバンクへ球団譲渡されると共にドーム名を「福岡Yahoo! JAPANドーム」(略称:ヤフードーム)に変更し、2013年には「福岡 ヤフオク!ドーム」(略称:ヤフオクドーム)に変更されています。
「福岡PayPayドーム」に変更した今回で、3度目の名称の変更になります。私は、『ヤフオクドーム』という略称が一番慣れ親しんだ名称なので、PayPayドームという名称にはまだ少し違和感がありますが、少しずつ慣れていくと思います。
福岡ドーム以外にも、埼玉西西武ライオンズの本拠地『メットライフドーム』、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地『楽天生命パーク宮城』も複数回に渡り、名称を変更しています。
これらの名称の変更の背景を調べてみるのも面白いかもしれませんね!