アメリカ5大スポーツ 編#2ユニフォームはスポーツ(ゲーム)の高潔さを保つための聖域
【はじめに】
読者のみなさんこんにちは!『スポンサー営業マンになりたい素人』です。
このnoteではスポーツのスポンサー事例を紹介していきたいと思います!
前回は「NFLは広告としての価値が高い」ていう話でした。
今回はアメリカスポーツのユニホーム事情について話をしていきます。
[アメリカ人にとってのユニホームとは]
この二枚の写真の違いは何でしょうか?(競技が違う以外で笑)
正解は...
ユニホームに広告があるかどうかです!
アメリカスポーツで、ユニフォーム広告が許されなかった理由のひとつは、多くのアメリカ人が「ユニフォームはスポーツ(ゲーム)の高潔さを保つための聖域」と考えているからです。
皆さんの好きなチームに嫌いなチームから選手が移籍してきても応援しますよね?
理由は、好きなチームのユニホームを着てるからです!
[ユニホーム広告解禁!?]
2016年4月、NBAはオーナー投票により方針を転換し、ユニフォームに広告ロゴを掲示することを認可しました。なぜ、ユニフォームの広告掲示に踏み切ったのか?
NBAには収益分配制度があり、広告料の半分はチーム、半分は収益分配用にリーグとなっています。広告によって収益分配金が増えれば各チームに振り分けられる金額も増えて、リーグの底上げになります。そうすることでNBAはもっと盛り上がると考えたのでしょう。
下の写真はディズニーのロゴが入ったオーランド・マジックのユニフォームです。
[なぜユニホームに広告提示の判断に出たのか]
NBAは2012年に、調査会社に対してユニフォーム広告の可能性について調査を依頼しました。その会社は英国のプレミアリーグやインドのクリケット・リーグなどの事例を調べ、ユニフォーム広告はビジネス機会として有望と結論づけました。しかし、NBAの当時のデイビッド・スターン・コミッショナーやチーム・オーナーたちはユニフォーム広告の導入を見送りました。理由は
ファンの反発は大きいと判断したため
ファンからすれば「ユニフォームはスポーツ(ゲーム)の高潔さを保つための聖域」だからです。
しかし2014年にコミッショナーが55歳のシルバー氏に代わりました。
そして、2016年4月に2017~2018年シーズンから解禁されることが発表されました。
なぜかというと、既に女子プロバスケットボールWNBAでユニフォーム広告が解禁されており、収益を上げていたことが解禁への後押しになりました。
[まとめ]
ファンが大事
これに限ると思います。ビジネスチャンスがあると言っても
ファンを失ってでも広告をつける必要があるのか?
ていう考えにNBAの人たちはなったと思います。
スポーツビジネス をやるにはファンのことを考えるこれが何より大事なことかもしれないですね!