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いつか行きたいヨーロッパ百名城ドイツ 編No.59ハイデルベルク城

廃虚と緑が入り混じるドイツ屈指の人気の城跡西洋の城

"ロマン主義時代"と云われた18世紀末~19世紀前半に廃虚ブームがあったらしく、すでに注目されていた模様

イギリスの画家ターナー等多くの画家が風景を描きに訪れたとか

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ハイデルベルク城から見た旧市街と街のシンボル「カール・テオドール橋」

中世のままのような景色かと思いきや旧市街の奥に煙を出す煙突と工場がうっすら見えます

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ちなみに1386年設立されたドイツで一番古い大学、ハイデルベルク大学は橋の手前にある建物です

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文献には大学が設立される100年以上前からお城がすでにあったと確認できるそうです

時を重ねていくうちに城館が増築されていき、16世紀半ばに建てられた『オットハインリヒ館』もその1つです

ドイツのルネサンス建築の最も傑出した1つとも云われ、16体のアレゴリー像が今も飾られています

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ドイツの詩人ゲーテもお気に入りの"火薬塔"

この塔の高さは当初28mだったものを17世紀の絶対王政期に42mを越える高さまで増築したようです

ゲーテはどうも廃墟マニアだったらしく、特にこの壊れた塔が気に入っていたとか

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ワイン貯蔵の大樽

ハイデルベルクはワインの名産地でもあり、領民は年貢として納めていたそうです

そのため城内の地下には多数の大樽があり、最大は219,000lを越えるサイズ
でした

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ディズニーアニメのラスボスで出てきそうな彫刻

何かはわかりませんが魔除け的な意味があるんではないかと

ちなみに1764年7月24日に相次いで2回のある城館で落雷があり、焼失したいう記録もあるそうです

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年に数回、城の破壊を模倣した催しとして、花火の打ち上げが行われる『シュロスベロイヒトゥンク』というイベントも催されます

和訳すると「城を照らす」意味らしい

最初のシュロスベロイヒトゥンクは、1815年6月まで遡り、この時は城の内庭で木材や布類を燃やす程度だったようです

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