予防のはなし⑤―運動編
ウォーキングやランニングの効果
運動習慣を持つことも、認知症予防のひとつです。
人間は取り込んだ酸素の25%をエネルギーに変換して、脳細胞で使用しています。ですから、最大酸素摂取量を増やすことが、脳に送る酸素も増やし、脳が活性化しやすくなることにつながり、認知症予防になるのだそうです。
最大酸素摂取量を増やすために有効な運動が、有酸素運動です。有酸素運動とは、20-30分程度の継続したゆるやかな運動のことです。ウォーキングやランニングはその代表です。
とくに、ランニングは、成長ホルモンが血中にでて、身体の活動が活発になるばかりか、脳の神経細胞の分裂が促進され、脳の学習能力が向上するという結果があるのだそうです。時速8-9㎞程度のランニングが良いそうですが、はじめは無理をせず、時速4.8km程度のウォーキング、慣れてきたら、時速6kmをめざしましょう。
以前の記事でも書いたように香りをたのしんだり、自然を感じてたのしむことも脳を活性化する事につながります。
ウォーキングやランニングはそういう意味でも非常に有効な認知症予防になりそうですね。