けっこうええやん湯河原
湯河原と言えば「石葉」かつては海石榴。
有名な熱海の隣り町。
坂の多い谷間の温泉地のイメージがある。
たまたま縁が出来て縁に従って、湯河原に行ってきた。
熱海の海岸散歩して・・・
東京から熱海に移動。
熱海に泊まった記憶はないが、熱海の駅前から下る商店街は何度か歩いた記憶がある。
例の熱海プリンもここかと見つけた。
え! もうつぶれたんか!?
同様にイチゴを使った店やチーズケーキの店もある。
若い人が来るときは行列が出来るのか知らないけど、僕が歩いた時は年配のお客さんが多くて行列は見られなかった。
熱海から高崎行にのって一駅。湯河原に到着。湯河原温泉へはバスで移動。
ええ施設やんか!
トンネルを抜けると・・・
そこは気持ちの良い空間だった!
有馬の関西電力の保養所跡地にもこのような空間が欲しい・・・
だけど国の補助がだいぶん入っているから、商業施設としては成り立たんああ・・・
人の凝らない所に凝れ!
故、無方庵 綿貫宏介氏の言葉。
湯河原の宿に泊めてもらったが、おもしろかった。
一つ、おもしろいモノを見つけたら、あちこち宝探しの様に見つけたくなる。
部屋の前にあった仕掛け!
非常口の窓に出る為の収納ステップ。
こんなん説明するんかな?
確かに必要かもしれないけど、このようなステップを作るか!?
消防の指示かな?
階段の多い旅館。この部屋にたどり着くまでも階段が多い。
天守閣に登るように最上階にたどり着くと・・・
足湯がある。
扉が自動ドアだ! このような所に自動扉をつけるのか!?
とまたも びっくり!
絶妙なサイズの足湯空間。
広すぎず、狭すぎずジャストサイズ!
あまり足湯は入らないが、入ってみたくなった。
湯上りどころも良い雰囲気。ここで一杯やりたい気分。
もともとが常連さんの部屋だった所を活用した為に、足湯以外の空間が存在する。
足湯の竹の筒も主人考案の温泉適温供給システム。
85℃の温泉をいったんミックスして、温度を確かめ調整して・・・
写真では見えないかもしれないが浴槽の底から流す。
この事で適温を保つ。
御所坊の金郷泉と同じ考え方だ。
迷路のような旅館だが、階段の途中に貸切風呂がある。
脱衣場の照明のスイッチの所に「使用中」のライトのスイッチが設けられている。
・・・問題は朝の明るい時は脱衣場自体のライトを付けない。また消し忘れる客がいると、この仕掛けは役に立たない。
でもこの考え方は花小宿の風呂に使おうかと考えた。
昔、居酒屋をしている時にトイレを使用中にライトが付くようにしていた事を思い出した。
テレビの上のスピーカー。我が家ではかみさんが音量を下げるのが気に入らない。僕の耳が聞こえにくくなったのか!?
この製品、ネットなどでもよく見る。
でも効果があるのかないのかわからなかった。
スイッチを切って比べてみたらよかった。
この部屋には福山のラタンのベットが用意されていた。
寝心地は良かった。
今回お世話になった「上野屋」さん。
街中の傾斜地に建つ木造の建物。けっして大きな宿ではない。
しかし色々な楽しめる空間があり、御主人のアイデアを探すのも楽しい。
おすすめです!
改めて、多様な空間があるという事は楽しいと実感した。
小さい大きいとは関係なしに多様な居心地の良い空間をつくる事が重要だと思う。
それは最近よく使っている言葉の「ヌック」かもしれない。
御所坊も同様だ。いかに多様な空間をつくりお客様に楽しんで頂けるようにしたいと思う。