・・・ところ変われば予報も変わる・・・グラウンドホッグで寒さ予想
2月2日はグラウンドホッグ・デー。
これは耳にした事のある人が多いと思います。
アメリカやカナダではグラウンド・ホッグ、ウッドチャックなどと呼ばれる動物が
2月2日に春の到来を予報します。
由来は諸説ありまして
ドイツ人あるいはオランダ人が自国の風習を開拓地のアメリカで始めたとか。
グラウンドホッグが2日に冬眠から目覚め
その時晴れていて自分の影が出ていたなら
驚いて巣穴に戻ってしまうために
冬はあと6週間続いて長い冬に。
もし曇りなどで影が出ていなかったら
のんびりと外で過ごすので
早く春が訪れる
と言い伝えられています。
最も有名なのはペンシルバニア州にいるグラウンドホッグ「Phil(フィル)」です。
グラウンドホッグは冬眠中なのに起こされ
人前で予報業務までさせられるのだから大変です。
今年カナダでは本番数時間前に
担当のFred la marmotte(フレッド・ラ・マーモット)が死亡してしまいました。
過去にはニューヨーク州のChuck(チャック)がイベントの数日後に死亡
抱えようとして落としてしまった市長に批判が集まりました。
Philは1886年から予報をしているご長寿グラウンドホッグというのが
ペンシルバニアの公式クラブの見解で
ずっと長生きなのです。
予報の内容はどうであれ
この日はお祭りとして親しまれています。
ペンシルバニアでは
前日からパーティーが始まり
朝3時半からエンターテイメント
6時半にはPhilが小屋から出されます。
チケットはどれも売り切れ。
さらにイベント公式ビールまであります。
その名もCold Snap Day(寒波の日)。
この会社は面白いのです。
もしPhilの予報が長い冬だったら
5万ドル分のビールを無料で配る!と事前に公言
それに怒った弁護士さんのメールを公開しながらも
無料配布を決断
そして予報はずばり長い冬!
なんて素晴らしい会社でしょう!
Philの予報まで当ててしまった。
ここのビールやサイダーは大好きでしたが
ますますファンになってしまいました。
さて気になる?この冬の予報ですが
NWS(アメリカ国立気象局)がいい事を言ってくれています。
冬はあと6週間半。春分の日まで!
ごもっとも。