苔テラリウムで石垣づくり
こんにちは、ゆうさいです。
昨年から趣味ではじめた苔テラリウム。
はじめた頃はかなり時間をかけながら作ってた作品も、段取りを覚えると徐々にペースも上がって比較的短時間で作れるようになりました。
作品の数も30を超え、今では作品の保管場所に苦慮しています。
作品のほとんどは、「歴史」をテーマとしたもので占められ、戦国武将の兜のミニュチュアなどを活用して製作しています。
実は、意外とこのミニチュアの入手が困難で値段も高い…。
ミニチュアのコレクトは趣味ではなかったので、初めの頃はミニチュアがこんなに高く販売されていることを知らなかったため、かなり驚きました。
でも、ミニチュアはいずれも素晴らしい精巧なつくりで、よくこんな小さく本物に似せたカタチで作れるもんだなぁと感心していました。
そんなミニチュアのお城や兜を苔を敷き詰めた器の中に置くと、かなりいい雰囲気が出て見栄えがします。
さらに、その状態で3か月以上苔テラリウムを育てると、苔がいい感じに成長してくるため、より深みのある風景を演出することができます。
そして遂にこの度、念願だった石垣を苔テラリウムの作品として完成させました。
お城が好きな私は、なんとか城跡の石垣を苔テラリウムで表現できないか考えていたのですが、製作イメージがふんわりできたのでこの度挑戦してみました。
これまでの苔テラリウムのつくり方をベースに、調達した石を「野面積み」と呼ばれる積み方を真似た様々な大きさの石をランダムに並べ高さを出していきました。
適当な大きさの石を選びながらひとつひとつ積み上げていく作業を行っていると、なんだか戦国時代に活躍した石垣づくりを専門とした「穴太衆」のような気分になります。
本当の石垣づくりはもっといろんな経験や知識がないと、強く美しい石垣をつくることができませんが、小さな器の中の石垣であればそれなりに映える石垣をつくることができます。
最後に石と石との間には、ところどころに苔を植え込み、実際の石垣でも観られる草や木を表現していきます。
苔の種類も多様で、実際に生えている草や木の形に合わせて選択していく作業も結構楽しめます。
水堀もレジンなどを使って演出すると、内堀にそそり立つ石垣をより表現しやすくなるので、最近はそんな作品も多くつくるようになりました。
ただ、狭い器の中での作業は思いのほか難しく、予想以上に苦戦を強いられましたので、これからはよりスムーズな製作工程も研究しつつ、新しい作品にも挑戦していきたいと思います。