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【読書記録】夜明けのはざま
*本の一部を引用しています。
本を読んでから読んでください😌
「そうでしょ。戦場から逃げ出すこともせず、勝ち進むこともできねぇなら、あとは戦死しか終わりはない」
この本で好きな文、心に残った文はたくさんあるけど、この文がとてもグッときた。
インスタでこの一つ前の文章が紹介されて、気になって読んでみたから、読むまでは戦争の本なのかな?って思ってた。
人生の比喩だったんだな、と読み終わった今ならわかる。
仕事で辛いとき、学校でいじめをうけているとき、なつめと同じ結末を選んでしまう気持ちわかってしまうな、と。
すごく胸が痛くなる。
生きているだけで色んなものと戦って、
すべての戦いに勝てるほど、強くはないし、
逃げ出してしまうほど、弱くはない。
だから、
その場で耐える道を探してしまうんだよなぁ。
生き残る道を探してしまうんだよなぁ。
逃げてもいいってわかってるけど、
自分のプライドが邪魔をして、
色んなことを想像してしまって、
行動に移せない。
その結果の選択。
やるせない。
いくら友達でもその人が決めたこと、
大事にしているものを強引に引っ張ってしまうことはできないし、踏み込む勇気もない。
後になって、
何もできなかったことを悔やむしかない。
やっぱりやるせない。
悲しくて、悲しくて仕方がないけど。
それでも、私たちは生きていくんだよな。
たくさん、素敵な言葉があったから
また読み返したいなと思う。
そのときの年代や状況で響く言葉が変わると思う。
葬儀屋のお話だからか、
生死や人それぞれの生き方に焦点があたっていて、たくさん考えさせられた。