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【火曜日のしかけ#26】メモ術色じかけ
火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。
今回紹介する7秒しかけは、新シリーズのメモ術しかけ第2弾の
「メモ術色じかけ」です。
『白潟さん、色じかけってメモ取るときに黒色以外使うってこと?』
はい、黒色に加え赤色や青色等を使ってメモを取ることです。
普段、青色を使っている方は赤色になります。
2色以上の色を使うことで、メモをより効果的に整理し記憶しやすくなるし、見返しや振り返り時の理解度と活用度も高まります。
ちなみに、皆さんは2色以上の色を使っていますか?
『はい、私は3色ボールペンを使ってメモを取っています』
そうですか、ナイス色じかけ!ぜひ継続してください。
ここまで読んでもらいありがとうございます。
ところで、7秒しかけ「メモ術二本線」は実践していますか?
まだのようでしたら、こちらを読んでみてください!
残念ながら、黒色や青色だけしか使っていない方は読み進めてください。
0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)
「7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。
① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~
小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。
② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~
簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。
【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」
③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。
20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!
④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。
特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。
具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。
1 「メモ術色じかけ」とは
皆さん、商談・お客様とのミーティング・社内会議・1on1・研修/セミナー受講等でメモを取りますよね。
今回の7秒しかけ「メモ術色じかけ」はメモを取るときの「カラーコーディング」のオススメです。
「カラーコーディング」とは情報を視覚的に整理しやすくするために、異なる色を使って情報を分類・強調する手法です。
この方法は、メモやドキュメント、スケジュール管理、データの視覚化など、さまざまな場面で効果的に活用できます。
黒色に加え赤色・青色の3色を使います。
(青色の方は青色に加え赤色の2色)
3本のボールペンを使いながらメモをとるのは大変なので、3色ボールペンを使うと楽にメモがとれます。
次の画像を見てください。
![](https://assets.st-note.com/img/1718523928487-gzEutBaVkg.jpg?width=1200)
うちのコンサルタント武井のノートです。
黒色に加え赤色・青色を使っています。
武井の色の使い分けを次に示します。
赤色(囲み線):学びのために覚えておきたいこと
青色:自分の宿題
どういう使い分けをするかは本人の自由ですが
・「覚えておきたいこと」
・「忘れてはいけないこと」
は注意喚起の赤色で囲むといいかもしれません。
メモ帳やノートを見ながら振り返る場合は赤色がすぐ目に付きます。
「覚えておきたいこと」を「青ペン書きなぐり勉強法」で提唱している青色にしてもいいいでしょう。
「青ペン書きなぐり勉強法」とは、見やすさはいっさい意識せず、ノートに青ペンでひたすら覚えたいことを書きなぐるという非常にシンプルな勉強法です。早稲田塾創業者で、日本アクティブラーニング協会理事長の相川秀希氏が提唱しました。
この勉強法の主なメリットは、達成感によるモチベーションアップ。相川氏は青ペン書きなぐり勉強法をする際、インクの減りが見える透明な軸のボールペンを使うことをすすめています。
また、ほかの色ではなく青色のペンを使うことにも理由があります。長岡技術科学大学教授の野村収作氏が2014年に行なった実験で、青色にはストレスを軽減し、集中力を高める効果があることが判明しました。
通常、青色でメモを取っている方は、「忘れてはいけないこと」「重要な事」を赤色で囲み2色の色じかけでもいいでしょう。
参考までに、日本メディカル心理セラピー協会の「色の印象と色が与える心理効果」を示します。
赤 情熱・活発。エネルギッシュ/警戒
赤は、「情熱的」で「活発」なイメージを想起し、エネルギーに満ち溢れた色です。そのため、元気がない時や気分を高めたいという時には赤を取り入れて、エネルギーを補給するのに活用できます。
一方で、赤は自己主張が強く目立つ色でもあるため、信号機や消化器、サイレンなど、危険性を知らせるサインとしても使われています。
青 知性・冷静・誠実/悲しい
青には、人を落ち着かせて感情を鎮めるという効果があるとともに、「クールで知的・爽やか」といったイメージのある色です。
とくに、白とのコンビネーションにより、クリアで透明感のあるイメージが生まれ、「信頼感がある・誠実」な印象を出すことができます。
一方で、青は人間の副交感神経に作用して脈拍や体温を下げる効果もあり、「落ち込み」や「悲しみ」を想起するという特徴も持っています。
いずれにしても、何を赤色・青色で識別するかを明確にする必要があります。参考例を示します。
・覚えておきたいこと
・忘れてはいけないこと
・重要なこと/課題
・自分の宿題/自分以外の方(お客様・上司)への宿題
・提案したこと/提案されたこと
ここまでいかがですか?
7秒しかけ「メモ術色じかけ」を気にいってもらえたら、ぜひ実践しましょう!
なお、「メモ術色じかけ」に加え、「重要なこと」や「自分の宿題/自分以外の方(お客様・上司)への宿題」を冒頭に紹介した「メモ術二本線」で識別する方法もあります。
皆さんの好みに応じ使い分けてもらえれば嬉しいです!
2 アンカー(「メモ術色じかけ」を思い出させるきっかけ)
「メモ術色じかけ」は今すぐ準備をすれば実践できるでしょう。
3 今すぐ準備しましょう
「メモ術色じかけ」を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!
① 通常使うペンの色以外で何を識別したいかを決める
識別したいことの例を示します。
・覚えておきたいこと
・忘れてはいけないこと
・重要なこと/課題
・自分の宿題/自分以外の方(お客様・上司)への宿題
・提案したこと/提案されたこと
・後で調べること
② ①の色を決める
色の例を示します。
・覚えておきたいこと ⇒ 赤色
・忘れてはいけないこと ⇒ 赤色
・重要なこと/課題 ⇒ 赤色
・自分の宿題/自分以外の方(お客様・上司)への宿題 ⇒ 青色
・提案したこと/提案されたこと ⇒ 青色
・後で調べること ⇒ 赤色
③ 必要であれば、3色ボールペンの準備
(会社の事務用品調達、会社へ購入依頼、自分で購入)
④ 週4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。準備の例を次に示します。
・ 「メモ術色じかけ」と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)
・ 1枚のふせんに「メモ術色じかけ」と4回のチェック欄を書く
(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)
⑤ ④のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る
4 いつ実践しますか?
「メモ術色じかけ」いつ実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!
・ 今日
・ 明日
・ 明後日
・ 来週の月曜日
決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。
「メモ術色じかけ」実践と記入した付箋を手帳や
パソコンに貼ってもいいです。
「メモ術色じかけ」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんのメモの整理力・振り返り力が向上することを心から願っております。
実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!
今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。
「メモ術色じかけ」の7秒しかけを気に入ってもらえたら、
「日刊7秒しかけマガジン」のフォロー頂けると嬉しいです!
それでは、また明日!