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【金曜日のしかけ#39】経営スキル以外は学ばない!

すみません!「日刊7秒しかけ」なのですが
毎週金曜日は「7秒しかけ」ではなく、フツーの会社の「すごいしかけ」を紹介します。

フツーの会社の「すごいしかけ」とは、GoogleやAmazon等の一流企業が実践しているしかけではなく、隣の優良な中小ベンチャー企業にしかけ研究家白潟がインタビューさせてもらい発見したしかけです。

この記事ではネームバリューや業界特性ではなくすごいしかけ社長の工夫をニュートラルに読んでもらいたいので会社名は最後に紹介します。

ただ、気になるかと思いますので、しかけの実践者の名前だけは先に公開したいと思います。

第39弾の「すごいしかけ」は古井社長の「経営スキル以外は学ばない! 」です。

『白潟さん、社長には経営スキル以外のスキルも必要じゃないの?』

もちろん、必要ですよね。

それ以外のスキルもないと新規事業開発や売上アップ・コストダウン等は難しいかと思います。

ただ、「新規事業を立ち上げる際に必要となるスキル」は必ずしも社長自身が身に付けなくても良いのではないでしょうか。

『えーー!でも任せられる社員がいるのかな?自分にスキルがないとアドバイスも出来ないから難しいんじゃないかな?』

そうですよね。
そういった問題や不安な気持ちもあると思います。

そこで今回は、異なる事業を12個も立ち上げ、売上・組織を成長させている古井社長の取り組みをぜひ参考にしてみてください。


1 「経営スキル以外は学ばない!」の内容

経営者として事業を立ち上げ成長させていく過程で、多くのスキルが必要とされます。

しかし、古井社長はそれら全てを自分で学ぼうとはしていません。

理由は2つあります。

・ 経営者がすべきことは「経営スキル」に集中することだと考えているからです。

・ 専門分野で自分より優秀な人はたくさんいて、その方に任せた方が上手くいくと考えているからです。

2つ目は『おのれよりも優れた者に働いてもらう方法を知る男、ここに眠る』との言葉を自らの墓碑銘に刻ませた鉄鋼王アンドリュー・カーネギーのような経営者と同じ考え方です。

0から1の段階で新規事業を立ち上げるときには、事業戦略⇒商品開発⇒マーケティング(STPと4P)⇒セールス⇒サービス提供⇒CS(カスタマーサクセス)等多くのプロセスが必要です。

古井社長は新規事業のアイデアを形にするプロセスに集中し、ディープダイブして情報を集めたり専門分野に詳しい人を探しアドバイスを求めたりします。

しかし、0.1まで到達した時点で古井社長は信頼できるプロフェッショナルに任せます

古井社長が深く入り込むのは、事業戦略立案・STPと投資金額の決定と資金調達だけ。それ以外はプロと社員の皆さんに委ねています。

もちろん、任せた後、事業の進捗をチェックしプロと社員のマネジメントもしっかりやります。

2 このしかけのすごいところ

・本来社長がやるべきことに集中できる

この経営手法の素晴らしいところは、古井社長が現場に入らなくてすむので、本質的な経営判断に集中できるという点です。

社長が現場に入ってしまうと、自分が得意でない分野や時間をかけるべき業務に振り回されてしまいます。

また、社長が現場に関わることで、その事業に対する思い入れが強くなり、客観的な判断が難しくなることがあります。

他にも、社長が直接関与している事業に対しては、周囲の人も否定的な意見を言いにくくなる傾向があるのではないでしょうか。

・外部パートナーの活用

古井社長は何かに取り組むとき、社内で内製化するか、外部のプロに依頼するかを常に判断しているそうです。

内製化する時は自社のスキルとして残したい時、その必要がなければ迷わず外部のプロに依頼します。

そして、外部の専門家を見極める際には、まず短期間でトライアルを実施し、3ヶ月間で成果が出るかどうかを確認します。

この期間で効果が感じられない場合は躊躇せず次の候補を探します。この「トライ&エラー」を繰り返すことで、最適なパートナーを見つているそうです。

3 自社に導入する際の工夫・注意点

・任せる範囲を決める

外部パートナーに任せる際のもう一つの工夫は、任せる範囲を明確にすることです。

すべてを一度に外部に投げるのではなく、特定の範囲やリスクの少ない部分から委託するようにしています。

例えば、赤字の許容範囲や、プロジェクトの進行におけるリスク管理を事前に設定し、その中で運営を任せることで、失敗しても大きなダメージが出ないようにしています。

・任せた後も進捗の確認をする

プロに任せたからといって丸投げではいけません。重要な数字やKPIを常にチェックし、定量的な結果でパートナーを評価することも欠かせません。

古井社長も任せる部分と自分で見る部分をうまく使い分け、効率的に経営が進むよう工夫しています。

特に、会社の成長段階や新規事業を立ち上げる際には、このアプローチが非常に有効です。

4 すごいしかけの会社はコチラ!


すごいしかけ「経営スキル以外は学ばない!」を実践している会社は、本社が兵庫県加古川市にある「人と暮らしに『しあわせ』というエネルギーが広がる毎日へ。」をビジョンに掲げている株式会社MARKSです!

勇猛精進な古井社長が経営されておられる会社です。
別法人を含めると、合計12の事業(在宅医療、障害福祉、整体など)を行っていらっしゃいます。

・建設業(基礎工事、架台施工、電気工事等)
産業用太陽光発電の施工に特化し、高い技術力と豊富な実績を持つ企業として、西日本を中心に事業を展開しています。
提案から施工、施工管理までをワンストップで提供しており、35項目の自主検査票を用いて厳格な品質管理を行っているのも特長です。


今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

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それでは、また来週!

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