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【火曜日のしかけ#36】報告・相談前の許可スタ

火曜日は仕事力大全の応用に関する「7秒しかけ」を紹介していきます。

今回は、先輩や上司への報告や相談が上達する超シンプルな7秒しかけ
報告・相談前の許可スタ」を紹介します。

突然ですが、しかけ名にある「許可スタ」ってイメージわきますか?

『許可スタ? あー許可からスタート?』
はい、その通りです。

先輩や上司への報告や相談する前に許可をとってから報告や相談してはどうかというしかけです。

『白潟さん、それ私いつもやっています』
さすがですね!報告相談力高いです!

ちなみに、許可してもらえなかったことってありましたか?
『はい、上司が忙しい時や集中したい時には断れら、1時間後にきてとか言われます』

なるほど、そうですよね。
上司もメンバーからの報告や相談をじっくり聴きたいので断ることもありますね。

そういう意味でも7秒しかけ「報告・相談前の許可スタ」は大切ですね。

ぜひ継続実践してくいださい。
ここまで読んでもらいありがとうございます。

残念ながら、十分に実践できていない方はもう少し読み進めてください。


0 7秒しかけとは(1度読んだ方は読み飛ばしてください)

7秒しかけ」とはしかけ研究家白潟敏朗と白潟総研のコンサルティング経験・ノウハウをベースに、次に示す習慣化の4つの技術を活用し開発したしかけです。

① 小さな行動から始める
~ 小さすぎてばかばかしいと思う行動が習慣になる(小さな習慣) ~

小さい行動はすぐに生活に取り入れることができ、やがて自然と大きく成長していきます。小さいことから始めれば、時間的な負担を気にせず大きな変化への第1歩を踏み出すことができます。

『習慣超大全/BJ・フォッグ (ダイヤモンド社)』

② If thenプランニング(もしXだったらYをする)
~ 「◯◯した時に□□する」で実行率アップ ~ 

簡単にいうと「もし○○だったら△△する」と決めておくだけです。
人間の脳は『XならY』という文章を記憶しやすく、無意識にそれに従って行動できるようになるようです。発動タイミングを決めてしまう、これが習慣化のポイントです。

『やり抜く人の9つの習慣/H・ハルバーソン著(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』

【If-Thenプランニングの例】
・ 帰りに電車にのったら、明日見る動画の1行ゴールを書く
・ 行きの電車にのったら、ロジカルシンキング動画を1本見る
・ お風呂に入る前に、腕立て5回する
・ 先輩・上司に声をかけられたら、メモ帳を出す
できたら、自分を褒めましょう「よくできた!」

③ 20秒ルール
~ 始めるまでにかかる時間を20秒短くする ~
何かを始めるまでの手間を20秒短縮すると、20秒分の手間のかからなさが、頭によぎる「面倒くさい」を遠ざけ、「気がついたらやっていた」という達成感につながります。

20秒以内にすぐにやれるように準備することが大事!
④ マジックナンバー4
~ 週4回以上の実践で習慣化しやすい ~
習慣化の4つの技術に加え、最近流行りの行動経済学も活用しています。

特にナッジ理論「行動科学に基づいた小さなきっかけで人々の意思決定に影響を与え、行動変容を促す手法・戦略」を活かすことで、より簡単に実行できる工夫をしたしかけです。

具体的には1秒から7秒で実行でき小さな成功により少しだけ自信がつき、気がつけば習慣になっている、そのような効果のあるしかけです。7秒以内で実行できるので「7秒しかけ」と呼んでいます。

1 「報告・相談前の許可スタ」とは

メンバーからの良い報告や嬉しい相談であれば上司は喜んで聴きますが、そうでない報告や相談は上司に十分な聴く時間や心のコンディションが必要です。

次の会話のシーンを読んでください。
メンバーがタスクの進捗報告を上司にするシーンです。

【上司が報告を聴く時間がない場合の例】
佐藤:
『マネジャー、〇〇社の提案書作成の進捗を報告します。残念ながら、あまり良くないです

上司:『佐藤さん、ごめん今忙しいんだ!あとできくよ』

佐藤:『はぁ…すみません』

続いて、上司が報告を聴ける心のコンディションではない場合の会話のシーンです。

【上司が報告を聴ける心のコンディションではない場合の例】
佐藤:
『マネジャー、〇〇社の提案書作成の進捗を報告します。残念ながら、あまり良くないです

上司:『佐藤さん、後にしてくれないかな』

佐藤:『はぁ…すみません』


いかがですか?

佐藤さんは、許可をとらずに報告をしています。
なので、上司は気を悪くしています。

『白潟さん、これ良くないですね』

そうなんです。

上司の方がメンバーより忙しく仕事のストレスも高いので、多少の配慮は必要です。

そのための7秒しかけが「報告・相談前の許可スタ」なんです。

それでは、「報告・相談前の許可スタ」を活用した会話のシーンを読んでください。

【報告・相談前の許可スタの例】
佐藤:
『マネジャー、今報告してもよろしいでしょうか?

上司:『佐藤さん、ごめんなさい。今忙しいんだ!2時間後にきてもらってもいいかな?その時に聴きますね』

佐藤:『はい、かしこまりました』

このようなやり取りになり、上司がマイナスな感情になることはないでしょう。メンバーも、2時間後にじっくり報告を聴いてもらえます。

上司が忙しくなければ、こんな会話のシーンになるでしょう。


佐藤:
『マネジャー、今報告してもよろしいでしょうか?
上司:『もちろん、喜んで!』

佐藤:『ありがとうございます!それでは、報告させて頂きます』


報告や相談の直前に許可をとるのが一般的ですが、上司から報告を依頼されていない場合でも「報告・相談前の許可スタ」は実践できます。

上司に、

試した後に、報告してもいいですか?

こんな感じで許可をとり、試し終わった後に上司に報告をします。


いかがでしたでしょうか?

気にいってもらえたら「報告・相談前の許可スタ」ぜひ実践しましょう!


なお、悪い報告の場合は「報告・相談前の許可スタ」に加え、枕詞(クッション言葉)を使い報告した方がいいです。

7秒しかけ「忍法枕詞【悪い報告編】」も活用してください。

2 アンカー(「報告・相談前の許可スタ」を思い出させるきっかけ)

きっかけがなくても言える方は「報告・相談前の許可スタ」をすぐ実践してください。

実践するのに不安がある方は、人すなわち「先輩や上司」をきっかけにしましょう。

★ XXさんに報告!
⇒ 
報告・相談前の許可スタを実践する

さて、誰なら一番実践しやすいですか?
全先輩や上司の中から次の条件にあてはまるメンバーを選んでください。

・ 人間関係ができている
・ コミュニケーションを良く取ってる
・ 報告を聞いてくれそう
・ 悪い報告しても叱られなさそう

3 今すぐ準備しましょう

報告・相談前の許可スタ」を実践するには次の準備が必要です。
今すぐ準備しましょう!

① 4回以上の実践状況のチェックシート作成
前述したマジックナンバー4(週4回以上の実践で習慣化しやすい)を実践する準備です。週4回も実践することはないと思いますが、準備の例を次に示します。

・ 「XXさんに「報告・相談前の許可スタ」と4枚のふせんに書く
(実践したらふせんをすてる!)

・ 1枚のふせんに「報告・相談前の許可スタ」と4回のチェック欄を書く
(実践したらレチェックをいれる、4回チェックしたらすてる!)

② ①のチェックシートを手帳に貼る、またはパソコンに貼る

4 いつから実践しますか?

報告・相談前の許可スタ」いつから実践しますか?
実践したいと思った方は今ここで実践時期を決めましょう!

・ 今から
・ 明日から
・ 来週の月曜日から

決めた実践時期を手帳やカレンダーに書き込みましょう。
報告・相談前の許可スタ」実践と記入した付箋を手帳やパソコンに
貼ってもいいです。 

報告・相談前の許可スタ」の紹介は以上でおひらきです。
皆さんの先輩や上司への報告・相談力UPを心から願っております。

実践したらX(Twitter)への投稿、またはNoteへコメントしてもらえたら嬉しいです!

今日も、「日刊7秒しかけ」を読んでくれてありがとうございます。

報告・相談前の許可スタの7秒しかけを気に入ってもらえたら、
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それでは、また明日!

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