HSPはPMSが特に辛い？辛い生理前を乗り越える5つの方法！
「生理前のPMSが辛い」
「毎月のPMSの症状を少しでも緩和させたい」
「穏やかな日常を送りたい」
このようなお悩みをお持ちではありませんか？
PMSは、生理前に精神症状や身体症状の不調が生じることを指します。特に、刺激に敏感でストレスを溜めやすいHSPは、PMSの症状が悪化しやすく、辛いと感じる方が多いのが特徴です。
しかし、PMSは過ごし方を少し工夫するだけで、辛い症状が改善される可能性があります。
PMSは、人によって症状や辛さが異なります。あなたに合ったPMSの過ごし方を見つけてみてくださいね。
辛いPMSとは？
PMSとはPremenstrual Syndrome の略で、月経前症候群のことを指します。
生理の3〜10日前に始まり、精神的・身体的な不調が生じる病気です。女性全員がPMSを患うわけではなく、症状が毎月ある方もいれば、数カ月に一回生じる方もいます。
私は、2カ月に一回ほどPMSが生じ、主に精神的症状が辛いです！
原因
PMSの原因ははっきりとは解明されていません。しかし、女性ホルモンである「エストロゲン」や「プロゲステロン」の変動が関係していると考えられています。
「エストロゲン」は妊娠の準備や女性らしい体作りを、「プロゲステロン」は妊娠の維持を行うための女性ホルモンです！
ストレスや睡眠不足など心身とも過度な負担がかかっていると、女性ホルモンの分泌リズムに乱れが生じます。PMSの症状も悪化する可能性があるので、ストレスを溜めやすいHSPはストレス発散をしながら、自分の心身をいたわってあげてくださいね。
症状
PMSは主に、以下のような精神的・身体的な症状が生じます。
精神的症状
他人に八つ当たりしてしまう
突然涙が出てくる
1日中眠たい
ぐっすり眠れない
寝すぎる
集中力が低下する
やる気がでない
普段とは比べられないほどイライラする
身体的症状
肌が荒れる
胸がはる
食欲が低下する
いつもより食べ過ぎる
腹痛
頭痛
腰痛
体がだるくなる
前述したとおり、PMSの症状は人によって異なります。また、その時のストレス度合いや状況、気温などによっても現れる症状が異なるため、一概にこの症状がある場合はPMSだとは言い切れません。
あなたのPMSではどんな症状が出ているのかを確認してみてくださいね。
病院に行くべき？
PMSの症状がつらく毎月起きていたり、職場や日常生活に影響を及ぼしている場合は、早期に婦人科で見てもらうことを検討してください。
婦人科では、投薬治療がメインになります。担当の医師と症状や状態を確認しながら、改善に努めましょう。
また、PMSは精神的症状があることからうつ病につながることも。そのため、PMSの症状がある場合はできるだけ早く受診してくださいね。
HSPがPMSで余計に辛い3つの理由
HSPだとPMSが辛いと感じやすいです。
なぜなら、HSPはストレスをため込みやすく、精神的な不安に敏感なため、PMSの症状でより気持ちが不安定になりやすいからです。
ここでは、HSPがPMSを辛いと感じる以下の3つの理由について、詳しく解説していきます。
PMSでいつも以上に不安定になる
普段のストレスがPMSを悪化させる
刺激に敏感な体質が症状を悪化させる
HSPとPMSの辛さの繋がりを確認してみてくださいね。
PMSでいつも以上に不安定になる
HSPは繊細で傷つきやすい特性の持ち主。そんなHSPがPMSの時期に入ると、より心が不安定になり、些細なことで深く傷ついてしまいます。
普段では気にしないことにでもイライラしたり、涙が出たりします。
PMSが終わった後で、過去の自分を責めてしまうことも、、、。
普段のストレスがPMSを悪化させる
HSPは刺激に敏感な体質なので、日々さまざまなストレスを抱えています。職場の人間関係や騒音、通勤ラッシュの人混みなど。
PMSはそんなHSPがため込みやすいストレスで悪化しやすい傾向があります。
できる限りストレスのたまらない生活をすることが、HSPがPMSの症状を和らげる近道になりそうですね。
刺激に敏感な体質が症状を悪化させる
PMSには腹痛や腰痛、頭痛などさまざまな身体症状があります。そんな辛い身体症状をHSPの刺激に敏感な体質がより悪化させてしまいます。
HSPは非HSPと比べて、体調の不調に気づきやすく、痛みも感じやすいので、PMS期間はもちろん生理期間中も辛いと感じやすいです。
何度か腹痛で動けなくて、会社を休んだことがあります。
辛いときは無理せず、休んでくださいね！
HSPが辛いPMSを穏やかに過ごすための5つの方法
HSPにとって辛いPMSの期間。できるだけ症状を抑えながら過ごしたいですよね。
ここでは、HSPがPMSを穏やかに過ごすための以下の5つの方法について、紹介します。
アルコールやカフェインを控える
軽い運動をする
日光を浴びる
体を温める
心身の変化を記録する
PMSでなくても、ストレスを抑えるためにもおすすめの方法なので、日常でも意識してみてくださいね。
アルコールやカフェインを控える
少しでも体の不調を抑えて穏やかに過ごすためには、アルコールやカフェインなどの刺激物を取るのは控えましょう。
刺激物を取ると神経が興奮し、イライラや焦る気持ちが出てきてしまいます。穏やかに過ごすためにも、心身ともにリラックスできる状態を作り出すことが大切です。
軽い運動をする
PMSで気分が落ち込んでいるときは、少しだけ体を動かしてリフレッシュすることがおすすめです。軽い運動は代謝を促すので、PMSの辛い気持ちが軽減される可能性があります。
散歩のような簡単な運動でも効果があるので、外の空気を吸いながら取り組んでみてくださいね。
もし、外に出る元気もないという方は、家のなかで簡単なストレッチをしてみるのもおすすめです。ゆっくり体を伸ばすだけでも、気分転換になるので試してみましょう！
日光を浴びる
起床後に日光を浴びることも、PMSを穏やかに乗り切るためにおすすめの方法です。日光を浴びると脳内で「セロトニン」が分泌されます。
「セロトニン」とは、精神の安定や安心、頭の回転をよくするといった、脳を活発に活動させる働きをする脳内物質です。
この「セロトニン」は、起床後30分以内に日光を浴びることで分泌されます。15分〜30分程度浴びることで効果を実感できるので、朝起きたらカーテンを開けることを習慣化しましょう！
体を温める
体を温めることで血行が良くなり、リラックスできるので、PMSの辛さを緩和できます。
体を温めるためにハーブティーやココア、ノンカフェインのお茶などの暖かい飲み物を飲むのがおすすめです。部屋にいる間も、体を冷やさないように腹巻や靴下、カイロを活用してみてください。
また、お風呂や温泉で体の芯から温めるのもおすすめです。体を温めるだけではなく、リラックス効果も感じやすいので、PMSを忘れて温泉でゆっくり過ごしてみてくださいね。
心身の変化を記録する
PMSの辛さで悩んでいる人は、日記やアプリなどで心身の状態の変化やあなたの気持ちを記録してみましょう。
記録をする際は、以下の点について残しておくと自分のPMSのパターンがわかるのでおすすめです。
生理の何日前から症状が出始めているのか
どのような症状が出ているのか
どれくらい辛いのか
どのような対策が効果があったのか
自分のパターンが分かっていると、人との関わり方や予定の入れ方にも工夫ができます。ぜひ、自分のことを知るためにも、記録を残してみてくださいね。
HSPはPMDDにも注意しよう
PMDの症状の中で、特に精神症状が辛いと感じてはいませんか？
もしかすると、ひどい精神症状に苦しむあなたは、PMDではなく「PMDD」かもしれません。
「PMDD」とは、PMSのイライラや不安などの精神症状がとくに強い方の精神疾患を指します。うつ病患者と同じくらい重い精神症状が現れるため、抑うつ症状群の一つに分類されています。
辛いPMSでも穏やかに過ごそう！
HSPの特性とPMSの症状が合わさると辛さは倍増、そんなHSPがPMSの期間を穏やかに過ごすための方法として、以下の5つを紹介しました。
アルコールやカフェインを控える
軽い運動をする
日光を浴びる
体を温める
心身の変化を記録する
PMSを抑えるためには、日々のストレス解消も大切です。あなたの症状や体質にあった対処法を見つけてみてください。
少しでもあなたのPMSの負担が減るように、ぜひ心身ともにいたわってあげてくださいね。
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