「エッセンシャルオイル知識」～No.12～ Geranium（ゼラニウム）

boujour, Shiori.yです(*'ω'*)
今回はゼラニウムという、見た目も花びらがいくつかの色がある、かわいらしいお花の精油についてみていきます。
女性の方で少し香りやアロマにご興味のある方にとっては、ゼラニウム＝女性の味方、と感じていらっしゃるかも。
そうなんです、ゼラニウムさんはこころと女性特有の悩みをサポートしてくれる優しい精油なんです(*'ω'*)えっへん。
（それ以外にも、男性にも期待できる効果はあります）
ではいざちぇっく～★

精油情報

【精油情報】
学名
└Pelargonium roseum / Pelargonium graveolens（ローズゼラニウム）
└Pelargonium asperum（ブルボンゼラニウム）
科名
└フウロソウ科（ふくろう、じゃないよ）
産地
└南アフリカ（原産地）、エジプト、フランス、中国（ローズゼラニウム）
└レユニオン島（ブルボンゼラニウム）
部位
└葉
抽出法
└水蒸気蒸留法
主な作用
└強壮作用（肝臓、腎臓、膵臓）、抗うつ作用、抗炎症作用、抗菌作用、抗真菌作用、昆虫忌避作用、止血作用、収れん作用、創傷治癒作用、調整作用（ホルモン、皮脂、心理）、鎮痛作用、犯行形成作用、リンパ強壮作用
適用
└カンジダ症、創傷、ざ瘡、火傷、湿疹、出血、静脈瘤、浮腫、真菌感染症、口腔の疾患、スキンケア、ストレス、PMS、更年期、虫よけ
禁忌・注意事項
└妊娠初期は避ける
皮膚への強度
└穏やか
酸化の速さ
└普通
香りのクオリティー
└ミドルノート。やや強く主張するフローラルグリーン調の甘い香り

名前の由来として、Pelargo（ペラルゴ）がトキ（鳥）を意味し、花が落ちた姿がトキの頭に似ていることから名がついたといわれています。
ゼラニウムはセンティッドゼラニウム（匂いゼラニウム）という葉が香る200種類もの植物を指します。精油に使われる植物の名前としては正しくはペラルゴニウムです。
昔々、カールフォン・リンネはペラルゴニウムとゼラニウムを一緒の属として扱っていたのですが、後にレイティエールによって南アフリカからのこの植物群をペラルゴニウムとして独立させたことがきっかけなのだそうです。
プロヴァンス地方では、ラヴェンダーと同じように小さな火傷や傷には原液で少量皮膚に塗布して使用します。（肌の弱い方はマネしないほうがいいかも。東洋人と西洋人の肌構造の違いもありますからね）
ゼラニウムは、こころとホルモンと皮脂のバランスをとってくれるので、月経前や更年期のトラブル、のぼせなどの不調に使用すると効果的なんです。
リンパ強壮作用や肝臓や腎臓の強壮作用があるために、デトックスのトリートメントや浮腫、スリムアップのブレンドに使用すると効果的でもあります。
また、複雑な成分は多くの効用を持たせ、スキンケアや皮膚の障害全般的に広く使用することができるのもペラルゴニウムならでは(*'ω'*)

主成分

【主成分】
モノテルペノール類：l-シトロネロール（～50％）、ゲラニオール（～20％）、リナロール（～10％）、ネロール、α-テルピネオール
エステル類：蟻酸シトロネリル（～10％）、蟻酸ゲラニル（～10％）、酢酸シトロネリル
ケトン類：l-イソメントン（～10％）、メントン、メチルプタノン
アルデヒド類：ネラール、ゲラ二アール（～10％）、シトロネラール
オキシド類：cis-ローズオキシド、trans-ローズオキシド、1.8シネオール
※ブルボンゼラニウムには6.9グアイアジエン（セスキテルペン類）が含有されており特有の成分。

産地によって化学成分には差があります。
ローズゼラニウムについては、バラを思わせる香りがします。ブルボンゼラニウムはやや軽いリンゴのような香りがします。
ケトン類が含まれるもののそこまで意識しなくても大丈夫かなと。むしろこの含有されているケトン類によって瘢痕形成作用に働くため、少量での使用は効果的だったりします。
メントン系の成分が入っているために、ミント系（ハーバルノート）との相性がよく、すっきり感を香りから感じるのもこのためかなと。

使用例

ブレンド例
・月経前の下腹部や乳房の痛み向けマッサージオイル・ジェル
└ゼラニウム：マンダリン：ラヴェンダー
・リフレッシュ作用のあるマッサージオイル
└ゼラニウム：グレープフルーツ：スペアミント
・皮膚再生作用のあるフェイシャルオイル
└ゼラニウム：フランキンセンス：ラヴェンダー
など

お花によってやっぱり香りも期待効果も違うのね～(*'ω'*)
次回もフローラルノートを書きますぞ。
ではではAu boir★(*'ω'*)

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