「エッセンシャルオイル知識」~No.2~Chamomile(カモミール)
Bonjour!Shiori.yです。
今回はカモミールについて授業の復習。
カモミールというと、ハーブティーで飲まれる方もいるのではないでしょうか。寝る前に飲むとリラックスできる…なんて言いますよね?★
同じ植物から抽出している精油も、お茶と同じような効果が期待できます!
他方、精油で有名なのは2種類あり、香りも色も効果も実は違うのをご存知でしたか…?
ではちょっと比べてみましょう。いざっ(*'ω'*)
精油情報
【精油情報】
・学名
└Matricaria recutita、Matricaria chamomilla(ジャーマンカモミール)
└Anthemis nobilis、Chamaemelum nobile(ローマンカモミール)
その他、
└Eliocephalus punctulatus(ケープカモミール)
└Ormenis mixta、Ormenis multicaulis(モロッカンカモミール)
・科名
└キク科
・産地
└ドイツ(ミュンヘン)、エジプト、スロヴァキア(ジャーマンカモミール)
└ドイツ、フランス、イギリス、ハンガリー(ローマンカモミール)
└南アフリカ(ケープカモミール)
└モロッコ(モロッカンカモミール)
・抽出部位
└花
・抽出方法
└水蒸気蒸留法
・主な作用
└血圧降下作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用、鎮痙作用、鎮静作用、鎮痛作用
・2次的な作用
└健胃作用、消化促進作用、瘢痕形成作用
・禁忌・注意事項
└ブタクサにアレルギーのある場合はパッチテストをしてから使用すること
・皮膚への強度
└穏やか
・酸化の速さ
└普通
・ノート
└ミドルノート
有名なのは、ジャーマンカモミールとローマンカモミール。
よくハーブティーで飲まれているのは、ジャーマンカモミールのほうです★
乾燥する今の季節やのど風邪の初期症状に、ジャーマンカモミール精油を用いたうがいウォーターでうがいをすると良くなったり、乾燥からくるかゆみを鎮めるジェルを作って塗るとかゆみが収まったりもします。
★ジャーマンカモミール↓
→1年草(1年で枯れる)/アブラムシたくさんつく(笑)/身長は60㎝くらい/深い藍色の精油/皮膚炎や局部使用に適している
★ローマンカモミール↓
→多年草/身長低めの20㎝で横に這うように伸びる/薄い黄色の精油/スキンケアや心理面に適している
主成分
【ジャーマンカモミール】
オキシド類(~50%):ビザボロールオキシドA(~25%)、B(~10%)、ビザボレンオキシド
セスキテルペン類(40%):β-ファルネセン(~30%)、カマズレン(~10%)、ビザボレン
セスキテルペノール類:α-ビザボロール(~30%)、スパツレノール、ファルネソール
【ローマンカモミール】
エステル類(80%):アンゲリカ酸ブチル、アンゲリカ酸イソブチル、酢酸イソブチル、アンゲリカ酸3-メチルベンチル
ケトン類(~10%):ピノカルボン
モノテルペン類:α-ピネン、サビネン、カンフェン、リモネン
セスキテルペン類:カマズレン(~4%)、カリオフィレン、コバエン、カジネン
【ケープカモミール】
エステル類(3~40%):イソ酪酸イソブチル、酢酸リナリル
セスキテルペン類:カマズレン(4%)
【モロッカンカモミール】
モノテルペノール類(35%):サントリナアルコール、α-テルピネオール、リナロール、ヨモギアルコール、アルテミシアアルコール、ボルネオール
モノテルペン類:α-ピネン(15%)、リモネン、カンフェン
セスキテルペン類:ゲルマクレン、ビザボレン、β-カリオフィレン
オキシド類:1.8シネオールエステル類:酢酸ボルニル
ジャーマンカモミールのカマズレン、という成分が、青色の正体となる成分です。産地によってα-ビザボロールの成分含有は異なります。
ローマンカモミールとケープカモミールにあるエステル類が、ギリシャ語でカモミールを”大地のリンゴ”🍎と呼ぶ甘い香りの正体になります。
適用
皮膚炎湿疹火傷潰瘍疝痛月経痛神経痛ドライスキン不眠膀胱炎消化不良
ジャーマンカモミールは特に、皮膚炎、局部使用に適しており、
ローマンカモミールとケープカモミールはスキンケアや心理面に、吸入、湿布(市販の湿布じゃないですよ)、マッサージに使うのが適しています。
モロッカンカモミールは前述までの3種類と比べると適用は劣るのですが、強壮作用、抗炎症作用、抗感染作用がある、と言われています。
使用例
香りが結構強いので、使用するときは緩和するような精油とブレンドして使用することをお勧めします!
乾燥のシーズン。「のどがなんだか痛いなぁ・・・」なんていう方向けにおすすめのうがい用ブレンドのご紹介♡
【参考~ブレンド例~】
コップ1杯分の常温水(約100~150ml)、ジャーマンカモミールオイル…1滴(0.05ml)
良くかき混ぜたものでうがいをします。
乾燥の激しいシーズンも喉風邪知らずで乗り切りましょう~★
では、Auboir★
#健康 #アロマ #精油 #パーソナライズ #エッセンシャルオイル #aroma #こころとからだ #タッチポイント #あたりまえを引き上げよう #セルフコンディションケア #あなたの香り
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?