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NYスタイルの本格チベット仏教〜日本フレーバーを添えて〜
塩本悠美子と申します。主婦でオフィスワーカーで、メディテーターです。東京千駄ヶ谷のTrueNatureMeditationでマインドフルネス瞑想の指導をしたりしています。
瞑想、メディテーションを始めてみたいという方、本や、YouYubeで見たよ!という方がとても増えてきたように感じています。
最初にお伝えしておくと、私たちが伝えているマインドフルネスはルーツにチベット仏教の理論と実践方法があります。
仏教!宗教?しかもチベット!?
と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
実際にやってみると分かるのですが、ひとことで仏教と言っても日本で一般的に認識されている仏教のイメージと、チベット仏教とではかなり認識が異なっているところがあります。
これは仏教の伝播の過程が深く関係しているからです。
そしてどちらも正解不正解はありません。どちらもよいものです。
日本でブッダをイメージすると「神様・仏様」のように拝み、崇める対象のように感じている方もいらっしゃるかもしれません。
チベット仏教では少しことなります。ブッダを拝んだり、仏教を単純な救いを求めるものではないと捉えています。
「ブッダは人である」ということです。
「人」なんです。
2600年前のとてもすごいおじさんなんです。
「自分で心の動きや仕組みをよくみていった人」です。
「人生いろいろあって苦しいことも多いけど、心の仕組みってよく見るとこうなっているよ、こうやってトレーニングすると見えるようになるよ!そうすると結構楽になるかもね、よかったらやってみてね!」と言い残していった先輩なのです。
私はその教えに今なお「いいね」ボタンを押しつづけているブッダフォロワーのひとりです。
なので拝んだりしません笑
お願いをしたり、願をかけたりもしません。
だって叶えてくれません。2600年ほど前に亡くなっているからです。
もし仏教と聞いて二の足をふむ方がいらっしゃったら、
マインドフルネスは茶道や武道を習い始めるような感覚で取り組んでいただく方が近いのかもしれません。
学べば学ぶほど非常によくデザインされていて、科学的で、どこまでもリアリスティックなものだなと感じています。
実際に私たちの先生 David Nichtern 先生はN.Y.で50年以上この仏教理論をベースとした瞑想を伝えています。同じ仏教ベースの瞑想理論を企業研修に取り入れている企業も多くあります。
これはスティーブ・ジョブズが禅に傾倒していたのも影響しているかもしれません。また、神様がでてこないという理解も、ここまで世界的にマインドフルネスが広がったことに影響していると思います。実際にアメリカでは、キリスト教など他宗教の方も仏教系の瞑想を取りいれています。
なぜならブッダはキリストやムハンマドと同じラインではないので、宗教上バッティングしないのです。
むしろブッダはソクラテスやプラトンと同じラインという方が感覚的には近いかもしれません。
同じ仏教ですが、チベットから、アメリカを経由して、現代の日本に入ってきているものを勉強しています。
ぜひ日本の仏教フレーバーとは違う味を味わってみていただきたいと思います。
メディテーションを日常に!
この瞑想は老若男女、人種性別をこえてとてもユニバーサルなものです。
そして私たちが抱える問題も多くも非常にユニバーサルなものだと思います。ストレスや人間関係、家庭や仕事、国家間のトラブル、これは万国共通の問題です。
それは私たちが「人間」という共通した性質を持っているからではないでしょうか。
マインドフルネス瞑想を初めて体験された方の質問や感想もとても似ています。
共通しているのは「人」が体験する経験だからだと感じます。
最初は瞑想でもたらされる効果に惹かれて瞑想を始めることでしょう。
ですが瞑想を実践することによって、少しづつこの本質的なところに触れていくことになるかもしれません。
坐ふの上で経験していることは、少しづつ日常で、つまり仕事や家庭や人間関係に染み出すようになっていきます。
それは自分だけにとどまらないトレーニングになっていきます。
心は鍛えることができます。
マインドフルネス瞑想は、日常というハード実践に向き合うための心の基礎トレーニングにあたります。
ぜひ一緒に坐ってみましょう。