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130冊以上の積読を読みつくすまで。~3・4月に読んだ本~

お久しぶりです。ぽかぽか陽気な季節になりました。
すぐに「あっちぃなぁ」とぼやく季節になるんでしょうね。
私事ですが、この春は環境が大きく変わりました。
それでも本は読み続ける習慣が残っていて、やっぱり本が好きなんだな、と思うのと同時に、続けられている自分を褒め倒したいところです。


3-1『眠れる美女』(川端康成)

すんごく時間かかった……。さすがだぜ、文豪さんよ……。
知らない日本語が出てくるたびに止まってしまったり、「これはどういう意味なんだ?」と考え込んでしまったりですんなり読み進められませんでした。勉強、勉強。
『眠れる美女』『片腕』『散りぬるを』を読破しました。
あの、失礼を承知で言うんですが、川端康成とんでもなく変態じゃない??
年老いた男性の視点から見た若い女性のとらえ方が繊細に事細やかに書かれていて、これ文学に昇華されているからいいけど……と少し引きました。

「可愛いんだな。」と老人はつぶやいて、娘の頬に頬を重ねた。

眠れる美女

この一文で「ひっ」と声が漏れました。つぶやくのがまた、こう気持ち悪さを倍増させるというか。
さすがデカダンス文学の逸品……。

日本語がとても美しくて、私にもっと知識があればリズムよく読み進められたんだろうなと後悔しました。
これに懲りず、名著と呼ばれるような作品を読みつくしていきたいと思うところです。

3-2『プロ作家・脚本家たちが使っているシナリオ・センター式物語のつくり方』(新井一樹)

昔から小説を書きたいといううっすらとした思惑があり、手を出しました。目から鱗な情報が多数あり、物語の構造をわかりやすく説明してくれます。

私たちは、ドラマチックなシーンが観たいのです。ラブストーリーとわかっていても、2時間、2000円も払って映画を観に行くのは、「どうやって」くっついたり、「どうやって」離れたりするのかというシーンが観たいからです。

プロ作家・脚本家たちが使っているシナリオ・センター式物語のつくり方

内容はもちろん面白い。加えて、例えが上手なのでやり方を納得した上で実践できます。
これを片手に小説を書こうとしているところです。自分で世界を創れると思うとわくわくしますね。

3-3『成瀬は天下を取りにいく』(宮島未奈)

まずは本屋大賞、おめでとうございます!!
話題になっていたし、この作品が獲るだろうなと実は思っていました。
内容はというと、章で分かれていることと、何より読みやすい!!
しかも、主人公がとても応援したくなる性格をしている。
これはオススメしやすいなと納得しました。
コロナ禍の滋賀を舞台に、物語が展開されていきます。
点と点がつながっていく流れが心地よいです。ぜひ。

3-4~5『メイクがなんとなく変なので友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』シリーズ(吉川景都)

メイク上手になりたーーーい!!という欲に身を任せて購入しました。
結果からいうと、とっても良い。すごく良い。

SNSでメイク紹介とか、テクニック動画とかほんと多種多様な情報が手に入れやすい時代ですけれども、なんか違う……と思っているそこのあなた。

この本で基礎の基礎が学べます。
こういう印象にしたい時はどうすればそうなるの?とか、
これってどういう効果があるの?とか今までの疑問が解消されました。

基礎の基礎を知った上で、SNSのメイク動画を観ると「なるほど、そういうアレンジができるのか?!」と理解が深くなります。

私はこの本でメイクを学んで、以前より自信を持って外を歩けるようになりました。

4-1『このプリン、いま食べるか?ガマンするか?』(垣内尚文)

人生は「4つの時間」でできています。
幸福の時間・投資の時間・役割の時間・浪費の時間
あなたが増やしたいのはどの時間ですか?

このプリン、いま食べるか?ガマンするか?

なんだか上手に時間を使えていない気がする、けれどどうすれば?と思っていたところ、書店で出会いました。
今過ごしている時間がどの時間に当てはまるのか、を意識するだけで人生は豊かになる、というような内容です。
無意識に時間を使うのではなく、意識して時間を捉えることが大事であると。
時間のカテゴリーを知ることで、少しは上手に時間を使えるようになった気がします。
何も知らないより知って実践するほうがいい。
知識が武器になる経験も積めて、一石二鳥な結果を得られました。

お疲れ様でした。

桜の季節はこういったラインアップで読書時間を過ごしました。
移動時間が多いこともあって、普段よりか本を向き合う機会が多かったです。
今は『恋愛の哲学』を読んでいます。おもしろい。
行動経済学にも興味が湧き始めたので、そちらも勉強してみたいところ。
次回は晴耕雨読な時期を経ての記事になるかな。
またお会いしましょう。

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