大好きな友人からまな板をもらう、思い出を思い出させる仕掛けの話
がんばれば1日で行ける距離だけれど一般的には遠いとされる場所に大好きな友人がいます。彼は「粋」であり「わかってらっしゃる」人です。
ものをつくる人
ものづくりが好きで、そういう職についている彼と年末に会いました。「ちょっと遅れたけどお誕生日」と手渡してくれたのは、なんと手づくりのまな板。
木のまな板なんて、憧れの存在だったのでうれしくってうれしくって。しかも手づくりだなんて、愛がこもっていてうれしさはひとしおです。
彼との思い出は夜空とともにある。昼間にも一緒にいたけれど、ぱっと思い浮かぶような特別な瞬間は夜の時間帯に起きていた気がします。
中でも滞在地から車に揺られて向かった丘の上で見た夜空。高台のベンチで勾玉のように寝っ転がりながら見上げた星空の美しさは記憶に鮮明です。
まな板の取手部分、これはフックにひっかけるなどの利便性だけてはなく、流れ星のヒュンッなのだそう。
彼にとってもあの星空が印象的で、それを思い出させてくれるようなお茶目な仕掛けにものづくりの奥深さを感じずにはいられませんでした。