わびさびに充ちた国だと実感、蕎麦屋のコース料理で日本観光に便乗した話
9月上旬、10年ほど前にわが家でホームステイしていたアメリカの女の子が日本へ来るとの連絡が。今となってはその子も我々姉妹も結婚していて、今回は旦那さんと一緒に日本旅行とのこと。せっかくなのでお蕎麦屋さんでコース料理をいただいてきました。
さすがは有名なお蕎麦屋さん。美味しいのはもちろんですが、日本らしい素敵な器に盛られたお料理の数々に目も大満足。価格帯を考えるととってもお得なコースだったので紹介します。
新幹線に乗る前、名古屋駅で老舗のお茶屋さん「妙香園」のほうじ茶を購入。和紙のパッケージが日本らしくてぴったりだなと。
久しぶりに会った彼女は紫色の髪で、「となりのトトロ」のTシャツを着ていました。相変わらずで嬉しい。彼とははじめましてで、日本語はほとんどわからないとのこと。つたない英語でコミュニケーションを試みます。まずはビールで乾杯!
一皿一皿の何たる美しさ……。食用菊の花びらや、紅芯大根と鴨のグラデーション、目から楽しませようという心意気が細部から感じられます。
個人的に、お蕎麦屋さんなら生ビールよりも瓶ビールの方が合うように思います。注ぎ注がれるときのちょっとした気配りにも、日本のわびさびが現れるように感じるからなのかな。
ビールの後は「Sake」。蕎麦と日本酒、粋!
〆の蕎麦は、もちろんとっても美味しかったです。先に届いた一品物の天ぷらを少し置いておいて、天蕎麦にしていただきました。蕎麦をすすって日本酒を口に含む。日本のペアリングってすごい。
大満足でお店を後にし、商店街を歩きながら駅までお見送り。こういう機会があると、改めて日本の料理は美しいなと感じます。旅先で日本各地の郷土料理を食べるのもいいですよね。本格的に寒くなったころに、山梨県でほうとうを食べるのが直近の望みです。