三日坊主の私が、本を習慣的に読むようになるまで
中学の朝の読書時間(通称:朝読)のときくらいでしょうか、私がちゃんと本を読んでいたのは。
生粋の”リケジョ”だったので、国語なんて専ら興味もなく、字を見ることがかなり苦手でした。漫画すらほとんど読んでないしね。(家にワンピースの最初の3巻分だけあった。2巻だったか?どっちでもいいか)
そんな中、大学院1年くらいの時からちょっとずつ本を読むようになりました。理由は確か、外出するきっかけが欲しかったから。笑
高校からダンスをやっていて当時ダンスサークルにも所属していたのですが、コロナで活動ができなくなってしまい、ただ家と学校とバイトを往復する人になってしまったんですよね。加えて友達も少ない私は、日々何かをするわけでもなく、家でダラダラ〜ダラダラ〜。
流石に時間の無駄使いをしているなーと自覚し、「まあカフェで本を読んでいたらこの罪悪感もなくなるんじゃね?」とそんなに綺麗じゃない動機で本を手に取りました。笑
少し話が逸れますが、
私、家にいる限り本当に何もできないんです。
そもそも家事が苦手なのと、自己コントロールが苦手で、誰かに見られていないと欲に甘えてしまいます。家=OFF、と脳から命令が来てまして、、汗
なので普段から、「何かをしたかったら家から出る」を心がけています。
環境を変えることは、私にとってスイッチONの合図。
なので、「本を読む」行為一つとっても、家で読むことはあまりありません。
逆に「本を読む」=「家から出る」が直結していたので、外出するには都合の良い言い訳になりました。
そこから、暇さえあれば本を持ってカフェに行くように。
(そういえばこのときからコメダの良さに気づき始めたな。そんな今もコメダで執筆中。)
あれよあれよと本にのめり込みました。読むスピードは遅いですが、読み始めたら止まらないタイプだったようで、時間が許す限り一気読みしていました。
じゃあなんでそこから私が、本を習慣的に読めるようになったのか?
それは、
「一冊読み終わったら、すぐに次の本を買いに行く。」
これ、おそらく読書家の人には
「???当たり前じゃね???」
「普段から読みたい本いっぱいストックしてるけど??」
って話だと思うのですが、読書初心者の人は意外とこれ、忘れちゃうんです。
本を一冊読み切ることは、意外と初心者でも勢いでできます。
でも一冊読み切って、「ふう〜ためになったなあ!!!」、、、おしまい。これが定石です。笑
タイトル通り、三日坊主と大の仲良しな私は、いつもなら一冊読み切って満足、終了!なのですが、、たまたまその本が私にハマったのでしょう、なんともウキウキしていたので、そのままの足で本屋に行き二冊目を買いました。これが功を奏し、そのまま二冊目、三冊目、、と読み進めることができたというわけです。
このときは意識していなかったのですが、後から振り返ると、「あ、次の本をすぐに買ったからこそ習慣的に読めるようになったんだ」と気づきました。
何事も習慣づけるには、細くてもゆるくても「続けること」が大切です。
その「続けること」、最初は意識しないとなかなかできません。読書の場合は、読後の余韻をそのままに「次の本を買う」ことが私のおすすめ。別にそのとき読みたい本がなければ、ふらっと本屋に寄って”今月のおすすめ!”とポップが出ている本でもいいと思います。ジャンルがわからなければ、一冊目と同じジャンルでも全く問題ないと思います(私は推理小説ばっかり読んでる)。
そしてその本を、読書熱が冷めないうちに読み始める!!
鉄は熱いうちに打て!じゃないですけど、でも読書の良いところって読了後の満足感だと思うのです。もし読書を趣味にしたい方がいらっしゃったら、是非その熱を絶やさず持っていてください。
(ちなみに本を一冊読みきれない場合は、きっとその本があなたにとってそんなに影響されない本なので、違う本に移って良いと思います。自分にぴったりの本なら、寝る間も惜しんで読んでしまうのでは!)
もちろん、忙しくて読まない期間もあると思います。読書は義務じゃないのですし、むしろ生活にも心にも余裕があるときに読むのが一番です。
でもそんなとき「最近本読んでないな〜」という気持ちが湧いてくるようになったらこっちのもんです。きっと落ち着いた頃にまた本屋に立ち寄りさえすればまた読み始めます。私はそうやって、本を読むことを習慣づけることに成功しました。(パンパカパーン)
総括すると、意外と読書を習慣づけるのは人間にとって易しい方かもしれませんね。興味をそそられるストーリーやコンテンツがある分、筋トレや早起きなんかより断然習慣づけられそう。読み始めることさえできれば!笑
ちなみに私は小説だと、伊坂幸太郎さんの作品が大好きです。
特に文学評論はできないので書きませんが、個人的には『AX』が好きです。(特に終わり方がたまらなく好き)
殺し屋シリーズの三作目なので単品でお薦めする本には向いていませんが、一応独立した作品ではあるので、興味のある方は是非、、!
「本を読む」ようになったことは、「noteを書きたい」と思うきっかけになりました。
またこの話はいつか書こうかな。