Day21:失敗は次のスタート
昨日の夜も雪が降っていましたね…。今日はいつもよりちょっと早起きしましたが、普通に溶けてましたね。あんなにニュースで脅されてたので、拍子抜けしました。でも積もっていなくてほんとよかった。
さて、今日から「書く習慣1ヶ月チャレンジ」終了まで残り10日を切りました。今日のお題は、「これまでで1番のチャレンジ」です。
そのお題を見て思ったとき、真っ先に思いついたのは、「大学編入試験」です。
みなさんは「大学編入学」ってご存知でしょうか?
大学編入は、短大や高専を卒業し、大学3年生から大学に入学することです。私は、高校卒業後、短大に進学し、この大学編入試験を受験しました。
最初から短大を目指していたわけではありませんでした。
私は、「大学に進学するなら国公立大学でお願い」と言われ、東北の某国立大学を受験しました。
元々自分は私大っぽいキャラじゃないなとも思っていましたし、震災があって、大学に進学できるということが当たり前じゃなくなった状況だったので、特に国公立大学に限定した受験については、別に嫌とも思っていませんでした。多分、震災がなくても国公立大学を受験するだろうなと思っていたから。
センター試験のあと、採点して、志望する大学がA判定だったので、まあ受かるんだろうなと思っていました。
しかし。
結果、受かりませんでした。
受験番号がスマホ画面に表示されていないあのときの衝撃は今でも覚えています。
ただでさえショックなのに、その結果を高校に伝えたときに、「え、どうしたの?なんか心当たりある?」と言われ、更にショックだった気がします。何かあったか理由なんて私が一番知りたい。
滑り止めは、私立を受けていなかったので、公立の短大を受験して受かっていました。なので、私は高校卒業後、その短大に進学します。
入学当初は、「なんでこんなところにいるんだろう…あんなに勉強したのに…」と泣いてばっかだった気がします。でもめちゃくちゃ安い、学校の寮(なおこの時代に四人部屋)で人目もあったので、寝るときにこっそり泣いてた気がします。
「大学編入試験に挑戦してみたら?」
と、受験が失敗した日、母が言ってくれました。
浪人はさせられないけれど、短大に行って、そこから編入試験受けてみたら?と。
大学編入試験は、普通の入試と比べて、合格人数が少ないこと。学部で1人しか取らないこともある。なんなら、試験を実施しないこともある。
ですが、私が進学した短大は、編入学実績が短大の中で、多分1番目くらいな、それくらい編入学に力を入れている学校でした。
なら、自分にもできるはずだ、と思って、短大に入学してからすぐに勉強をはじめました。
といっても、編入試験の勉強は、手応えがあんまりないです。センター試験のように、試験範囲がしっかり決まっているなら、ある程度対応ができます。
しかし、編入試験は、小論文や、英作文、はたまた自分が進みたい専攻(例えば日本文学)の論述など、「これをやれば受かる」というものがないので、「勉強うまくいっているのかな」という不安な気持ちで毎日をすごしていました。また、編入試験は必ず面接があります。そこでは、自分の学びたいことや卒業論文について必ず聞かれるので、進学先でどうしたいか?と考える時間も必要でした。
また、編入試験には、滑り止めなんてありません。
前述したように、そもそも編入試験の合格人数ってとっても少ないから。だから、確実に合格を狙いにいかなければ、最悪、3月、編入試験に失敗し、就活もしていないから、ただの無職が出来上がってしまう。漠然とした不安がありました。
7月に、関東の某国立大学の編入試験を受験しました。そこは、各専攻1人ほどしか合格者を出さないのですが、受験日程が早かったので、練習として受験しました。特に面接は、社会人になった今だったら、ある程度「話す」ことに慣れてはいるけれど、当時はとても緊張したのを覚えています。
結果として、その大学に合格することができました。ただ私は、関東の別の国立大学を本命と考えていたので、結果として滑り止めとして合格を掴めたので、それからの受験勉強はかなり気が楽になった気がします。
また、その頃、「水曜どうでしょう」にハマっていた私は、北海道に行ってみたい、と思って、北海道の某国立大学(もはや某いらないか)の編入試験も受験しました。でもさすがにそこは不合格でした。でも、水曜どうでしょうファンならご存知の、あの公園などに行けたので、ある意味受験勉強の気分転換としてよかったなと思っています。
そして、秋。本命の大学の編入試験がありました。
この試験は2日間で行われ、1日目が筆記試験で、2日目が面接でした。1日目の夕方に、筆記試験の通過者が張り出され、通過者のみ面接を受けれるというものでした。自分と同じ大学の子が、2日目にはいなかったりして、なんとも言えない気持ちになった気がします。
私はこの本命の大学に合格して、短大卒業後、3年次編入をしました。その大学は、他の大学と違って、編入生をたくさん取る傾向にあります。なので、編入生が1人とかではないので、きっと残り2年間の大学生活が安心して過ごせるかなあ、と思って受験しました。実際、編入生はとても多く、この大学に編入してよかったと思っています。
しかし、それから単位をひたすら取る毎日が始まりました。認定されるのはMAX62単位。残り62単位を2年間で取る必要がありました。4年生を就活にじっくり当てるなら、3年生で出来るだけ単位を取らなきないけない。一般入試で入った3年生は、そろそろ毎日大学に来なくても良いくらい、単位に余裕がありますが、ほぼフルコマで大学に行ってました。でも、大学で勉強できる、それが嬉しくて、なんだか充実していたような気がします。
「大学編入ってなに?」
と、この話をするとよく聞かれます。そのたびに、この受験勉強の日々を思い出すのですが、挑戦して良かったなあと思います。そして、背中を押してくれた両親にも心から感謝しています。
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