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『理解者』はなぜかいつも遠くにいるという世の中の不思議


人間って面白いもので
どんなに大多数の人間から批判されても
たった一人の人間が理解してくれたら
前向きに進んでいける不思議な生きものです。


これまた、不思議なんですが、
自分の事を評価してくれる人って、
なぜかいつも遠くにいるんですよね。


たまに
『まわりの人が誰も理解してくれない』
という方が相談に来ることがあります。


原因は大体、同じ。
まわりの人にしか伝えていないから。



僕も近場の人に活動を伝えると
『お前はだめだ』と
徹底した駄目だしを
されることがあります。



同じ話を遠くの人にすると、
わざわざ、沖縄に話を
聞きに来てくれたりします。



そのことに気づいてから、
情報はなるべく遠くへ遠くへ
発信することを意識しました。



するとやっぱりというか
予想通りというか
遠くにいる人たちが
自分を高く評価して
くれるようになりました。



今や専門家や業界の重鎮、
友人などから評価されなくても、
大衆に評価されれば、
人気に火が付く時代です。



欲しいのは専門家の評価より
大衆からの評価です。



過去に成功体験を多く
持っている人ほど、
頭が固くなってしまっている
ケースって多いような気がします。



『それいつの話?』
という成功事例を真顔で
言ってくるから恐ろしい。



時代が変わってしまうと、
これまでの経験が
まったく活かせないどころか
むしろ『足かせ』になる
ことだってあります。
それを『経験の不良資産化』
というそうです。



過去の延長線上に
未来があるとは
とても思えない。



そもそも、評価される
必要のない人たちからの
ジャッジに
一喜一憂する時間は
ちょっともったいない
ような気がします。



さらに、不思議なんですが、
遠くの人が評価すると
近くにいる人たちが
一転、評価しはじめます。


『まわりの人が理解してくれない』


そう感じている人は遠くの人に
伝えてみてはいかがでしょうか?


近くにいる人が
必ずしも理解者とは限りません。



『うっせぇわ』が
爆発的ヒットとなったAdoさん。


家の中で歌っていたらいつもお母さんに
『うるさい!家の中で歌うんじゃない!』


と怒られていたそうです。



そこで彼女は逃げるように
押し入れの中へ。



そこで収録して
それをネット上に発信しました。



その曲が押し入れから
世に出た瞬間、日本中から
求められることになります。




もし、お母さんの批判で
立ち止まっていたら、
adoさんの活躍はなかったわけです。



お母さんには
評価されなかったけど、
日本中から評価されました。



日本中が評価すると、
お母さんも評価せざるおえない。
そこで娘の能力に
はじめて気づいたわけです。




近くにいる人の評価は
必ずしも必要ない。
案外、どうでも良かったりします。
あとで気づいてもらえばいい。




むしろ、評価されないことが
当たり前くらいに
思っていた方が気が楽です。



近場の人から評価されないと
落ち込む必要は
まったくないと思います。



コツは『押し入れ』の
外にいる人に伝えることです。



もし、受け入れられなかったり、
批判されても、


『あなたに評価されたいわけ
     じゃないから大丈夫』


とスルーしましょう。



『まだ、理解できるほどの
 感性をお持ちじゃないようですね』


と相手の成長を気長に待ちましょう(笑)



目の前の人に
理解してもらおうと
必死に頑張るより、
理解してくれる人のところに
行った方が早いと思います。



『理解者』はなぜかいつも
遠くにいるという世の中の不思議です。

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新里哲也|沖縄プロデューサー
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