『後悔』を刃に変えて自分で自分の心を刺すような事はやらない方がいい
『自分の子どもはどんな風に
なって欲しいですか?』
もし、そんな質問を受ける事があるなら、
『僕のような人生を歩んで、
嫁のような人間になって欲しい』
そう答えると思います。
僕は世界一、素敵な人たちに
囲まれて生きている人間だと
自信を持って言えますし、
僕が世界一尊敬しているのは嫁だからです。
嫁には毎日のように人間力の
レベルの違いをまざまざと
見せつけられ続けていました。
だからこそ、僕は成長する事が
出来たと心から感謝しています。
『素敵な人たちに囲まれて過ごす』
僕の中ではそれ以上の
人生の成功の形は存在しない。
『生まれ変わったら
どうなりたいですか?
なんでも希望通りに してあげますよ』
もし、神様が僕にそう言ってきたら、
『次回の人生もコピー&ペーストでいいですよ』
そう答えます。
何度、生まれ変わっても、
また、新里哲也として
生まれてきたい。
そう思っているからです。
イケメンはイケメンなりの、
お金持ちはお金持ちなりの、
能力の高い人は能力の高い人なりの
それぞれ悩みを抱えているものです。
どんなに理想を叶えたところで、
ただ、単に悩みの種類が
変わるだけの話です。
どの道を選ぼうが、
どんなに理想の人生を歩もうが
結局、悩みは影のように一生ついてくる。
『悩みの種類が変わる』
ただそれだけです。
その人の感じ方の問題です。
その人の状況はあまり関係ない。
過去の自分の人生の転機や
岐路に立った時の判断を
何度も何度も後悔した事があります。
そのたびにものすごく
苦しい思いをしました。
でも、もし、僕がその時に
別の判断をしていたら、
僕の人生の歯車が少しづつ、ズレていって
今、僕のまわりにいる人たち、
誰とも出会わなかったかもしれない。
そう考えるとゾッとする。
嫁とも出会わずに
子ども達が生まれてくることも
なかったかもしれない。
今、僕のまわりにいる人たちが
もし、僕の人生の中に誰も
いなかった事を想像すると、
それは僕にとって悲劇です。
今は何度、自分の人生の転機や
岐路に立った時の事を思い出しても、
『あれがベストな選択だった』
そう心から思えます。
何度生まれ変わっても
同じ選択をして、
同じ道を選ぶと思います。
『後悔』は、その扱い方、
捉え方を間違えると、
それが『刃』となって、
自分の心をグサグサ刺して
自分で自分を痛みつけることに
なってしまいかねない。
僕は過去10年くらい、
後悔という刃で自分で自分の胸を
刺し続けてきた経験があります。
その経験があったからこそ、
『後悔』との付き合い方を
知ることが出来たと思っています。
そうじゃなかったら、
僕は今、おそらく
とても冷静ではいられない。
過去の選択はすべて、
その時の精一杯であり、
その時のベストな選択です。
後悔で押しつぶされそうに
なっても、責任を
感じ過ぎない方がいい。
それはあなただけの責任じゃない。
だからこそ、
今の自分があるんでしょ?
だからこそ、
目の前に素敵な
人たちがいるんでしょ?
そう思いましょうよ。
この文章を読んで、過去の僕のように
『後悔』を刃に変えて
自分で自分の心を刺して
しまう人が一人でも
減ることを祈っています。