コンビニトイレから学ぶビジネスの秘訣
コンビニとか駅にある公衆トイレによく
「いつもトイレをキレイにご利用いただきありがとうございます」
みたいなこんな貼り紙をしているのを見たことがありませんか?
今日は、このトイレの貼り紙から学べるビジネスをうまくいかせる秘訣をお話しますね。
この貼り紙って、見るたびに別に掃除をしたわけでもないのに、
「キレイにご利用いただき誠にありがとうございます」
って感謝されるのはなんだか不思議な気持ちになってしまいます。
そして、この貼り紙を見ると、他にもちょっと不思議な効果があって、
「みんながキレイに使っているトイレを自分が汚してしまうのは申し訳ない・・・」
と、このキレイに使うぞ!という思いが湧き出てくるのです。
これを逆に書かれていたらどうでしょう?
つまり、
「最近、このトイレを汚す人が多いので、キレイに使ってください」
という感じですね。
これだとなんだか「上から言われている感」が出ませんか?
人によっては、
「みんなが汚く使っているなら、自分もキレイに使う必要はないか」
なんて思う人もいるでしょうね。
とはいえ、この貼り紙には実は、トイレをキレイに使ってもらうための3つの心理テクニックが隠されています。
まず1つ目が「感謝欲」。
これは日本人よく云うの心理だと言われていますが、「他人から感謝されたい」という承認欲求を満たす効果があるのです。
その効果により、「キレイにトイレを使って感謝してもらおう」という心理が働きます。
2つ目が「周りと同じ行動をしよう」という効果。
「いつもキレイに使ってくれて」と伝えることでこのトイレを使う人全員が「トイレを汚さず使っている」という状況が想像できますよね。
そして、人間は無意識のうちにみんなと同じ行動を取りたがるもの。(これも特に日本人には多いですね)
そうなると、「みんながキレイに使っているから自分もキレイに使わないと」という意識が働くようになります。
そして、最後3つ目のテクニックが「矛盾の元凶になりたくない」という心理テクニック。
「悪者になりたくない」とも言い換えられますね。
どういうことかと言うと、普段からキレイに使われているトイレを自分が汚してしまうことで自分がキレイな状態を壊してしまいます。
つまり、貼り紙に書かれていることと矛盾を生じさせてしまう。
また、自分がもしトイレを汚してしまったら、「あの人がトイレを汚したんだ」と悪者にされてしまうかもしれません。
そういう状況を嫌って、無意識にトイレをキレイに使おうとするのです。
あの貼り紙にはトイレをキレイに使ってもらうためにこれら3つの心理テクニックが巧妙に使われているんですね。
そして、このテクニックをビジネスに応用すると、
「このnoteが良いと思ったら、いいねを押してください」
というよりも
「いつもたくさんのいいね!をありがとうございます」
みたいに言う方がいいねを集めやすくなるのです。
メールやLINEの返信にも使えるテクニックなので、ぜひ、使ってみてくださいね。
それでは、ありがとうございました。
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