見出し画像

「体は嘘をつかない。が、心は嘘をつく。しかし、魂(霊性)は嘘をつけない。」

 今朝の探究はこの自分自身の投稿(2021.07.24)の振り返りからはじまった。厳密には、"何か"をきっかけにこの投稿を見る羽目になった。その"何か"はもう記憶にない。

意識から身体を統合するのではなく、「生ける身体」(意識によって生きられた身体でもなく無意識的・創発的に)から意識を統合しようとするスタンスは、「超越」から「内在」を統合しようとするそれと親和性が高そう。
 反射的、情動的、間身体的、内的な体性感覚は成人発達理論から捉えると低次な知性ということになるだろうけれど、観察的知性は創発的知性とバランスされる運命にあるのかもしれない。
 H. Bergsonの「持続」のような内的な奥行きに広がる時空な感覚と、F. Varelaの世界を翻した無限点から意識を再統合するような感覚とを心に刻んでいこう。
 無意識的可能レベルを超えた共創的状況のなかで自ずから出現する在り方は、引き続きコーチング実践トレーニングにも活かしていこう。
#フランス身体哲学
#創造性 #現象学 #創発学 #関係論 #状況論 #熟達論 #創発論
#未熟から熟達そして創発へ
#コーチング #成人発達理論
#BernardAndrieu
#奥井遼
#身心変容と医療表現


そして、この投稿のきっかけは、この本だった。
これがまた分厚い…笑。まだほとんど読んでおらず、まずはオンラインセミナーを全て受講してみた。


『身心変容と医療/表現〜伝統と近代』刊行記念オンラインセミナー全7回

対話を通して時空を超えて共創されるリアリティ、つまり、対話が深まったとき、それが既に現前に創発されつつあることに氣づいていく経験と繋がり、本当に興味深い時間だった。能とダイアローグがまさかこんなにディープに繋がるとは… #コーチはシテであり...

Posted by 立石 慎也 on Monday, June 28, 2021

どれだけ高尚な言葉を並べたとしてもついつい意味に依存しながら生きてしまう私たちは、「内在的統合と不協和するセンス」を研ぎ澄ますことも忘れちゃいかんことを想い出させてくれる機会だった。 柏原里美さんをはじめご関係者の皆さんに多謝。 「身心変...

Posted by 立石 慎也 on Friday, June 11, 2021

Hildegard von Bingenさん、はじめましてと思っていたら、なんと早朝に聴くプレイリストのアルバムがそうだった。 (聴いている曲は、彼女の作曲ではなさそうだけれど…) 音、響、籟は、存在や叡智と仲良しなんだろなぁ… 「身心変容と医療/表現」出版記念連続セミナー3回目。柿沼敏江先生による「ヒルデカルトとジョン・ケージにおける身心変容」

Posted by 立石 慎也 on Saturday, June 19, 2021


 このnoteのタイトルは、以下の動画が公開されているWebサイトの概要から引用したもの。

奥井遼


概要
古来、宗教・芸術・芸能・武道・スポーツ・教育などの諸領域では、様々な「技法」が編み出され、伝承、実践されてきた。「身心変容技法」とは、身体と心の状態を当事者にとってよりよいと考えられる理想的な状態に切り替え変容・転換させる、そうした諸技法のことをいう。本講演&シンポジウムにおいては、「身心変容技法」の日本的なあり方と広がりを、日本の宗教文化・芸能・芸道・武道など、諸種の「心のワザ学」を通して問題提起し、議論していきたい。
「体は嘘をつかない。が、心は嘘をつく。しかし、魂(霊性)は嘘をつけない。」体と魂をつなぐ心のワザの探究を通して、心直しや世直しの方向を探りたい。

引用元 https://ocw.kyoto-u.ac.jp/course/169/?video_id=1855


この動画の中に興味深い解説があった。

Merleau-Ponty(1945) 

『習慣とは、新しい道具を自分に附加することによって我々の世界内存在を膨張させること、ないしは実存の在り方を変えることの能力の表現である。』



2021.07.24の投稿の感覚をやっと想い出すことができてほっとした。


『心身』でなく『身心』

心や思考の文脈から、だけではなく、身体性や現象の文脈からも探究を進めていこう。

以下、再掲。

意識から身体を統合するのではなく、「生ける身体」(意識によって生きられた身体でもなく無意識的・創発的に)から意識を統合しようとするスタンスは、「超越」から「内在」を統合しようとするそれと親和性が高そう。
 反射的、情動的、間身体的、内的な体性感覚は成人発達理論から捉えると低次な知性ということになるだろうけれど、観察的知性は創発的知性とバランスされる運命にあるのかもしれない。
 H. Bergsonの「持続」のような内的な奥行きに広がる時空な感覚と、F. Varelaの世界を翻した無限点から意識を再統合するような感覚とを心に刻んでいこう。
 無意識的可能レベルを超えた共創的状況のなかで自ずから出現する在り方は、引き続きコーチング実践トレーニングにも活かしていこう。
#フランス身体哲学
#創造性 #現象学 #創発学 #関係論 #状況論 #熟達論 #創発論
#未熟から熟達そして創発へ
#コーチング #成人発達理論
#BernardAndrieu
#奥井遼
#身心変容と医療表現



いいなと思ったら応援しよう!