立石慎也@ICC国際コーチング連盟資格×成人発達理論トレーナー

創業22期と7期のちっちゃな2つの会社を経営しながら、意識の深化に伴走する国際認定プロ…

立石慎也@ICC国際コーチング連盟資格×成人発達理論トレーナー

創業22期と7期のちっちゃな2つの会社を経営しながら、意識の深化に伴走する国際認定プロコーチを養成しています。 『ICC国際コーチング連盟資格取得×成人発達理論』トレーニングはこちらから。 https://developmentalcoaching.net

マガジン

最近の記事

成人発達理論×ICC国際コーチ資格取得講座 2024年11月開講のご案内

成人発達理論とICC国際コーチング連盟の資格取得トレーニングを掛け合わせた講座の次期を2024年11月に開講する運びとなりましたので、ご案内差し上げます。 若干名の受講生を募集しておりますので、ご興味のある方は以下のサイトより無料ガイダンスをお申し込みくださいませ。  今期よりCQ(文化的知性)に関するアセスメントと簡易FBセッションが追加になりました。はじめての導入となりますので、追加分は今期は無償です。 取り急ぎ、追加概要をご案内差し上げます。 1)CQ(文化的知

    • コーチに求められる「人の器」(epistemic position)とは?

      はじめに 本テーマは、発達心理学者 オットー・ラスキー(Otto Laske)博士による『Measuring Hidden Dimensions of Human Systems: Foundations of Requisite Organization (Volume 2) 』(2008年版:日本語未翻訳)にて言及されている論説を引用しながらメモしたものです。 Volume 1(ED:社会的感情的発達)とVolume 2(CD:認知的発達)とSD:霊性的発達  この

      • 境界も時空も歪み、おわりもはじまりも曖昧化した自己変容

        #内在のつぶやき #超越のいざない  自己変容は、単なる変化ではなく、個に閉じた心身症でもなく、システム的な変容であると仮置きしてみるとき、つまり、それぞれの象限に閉じた変化ではなく、このインテグラル理論で用いられる四つの象限から成るダイナミックなシステムの変容だと捉えて、さらに僕自身の経験と照らし合わせてみるとき、2つのプロセスは以下のようであったように思う。  1つ目は、何処かの象限から綻びはじめ、象限間の相関性が薄まり、ダイナミズムが縮小し、システムの生命感や躍動感

        • 「靈的な発達」と「シモンドンの個体化」

          (写真は、2011年6月9日のもの。ポルトガルでのトレーニングは、新鮮なフルーツ食べ放題状態。そんな余裕をかましてる場合じゃなかったのは、いうまでもなく…) 靈的な深化(発達)をシモンドンの個体化に見出そうとする思想に触れて、約半年が経過した。 「なぜ彼は、シモンドンの個体化に靈的な発達を重ねたのか?」 今週に入って、やっとこの問いを深める時間に遭遇した。幾つかの手掛かりにも出逢うことができた。 この契機は、少なくとも数年間の探究と実践とをガイドしてくれそうだ。 二

        成人発達理論×ICC国際コーチ資格取得講座 2024年11月開講のご案内

        マガジン

        • 意識をひらく識育コーチング
          34本
        • 『ICC国際コーチング連盟認定資格 × 成人発達理論』講座
          21本
        • 内在のつぶやき
          25本

        記事

          ICC国際コーチング連盟コーチ新たに12名が認定されました!

          2週間ほど前になりますが、第2期のご受講者12名が、ICCより正式に認定されました! ICCは、ロンドンに本拠地を置く、世界で最も大きな国際的なプロコーチ会員組織の一つです。 成人発達理論と掛け合わせたトレーニング講座の卒業生は、おかげさまで、28名になりました。第3期は、プログラムをさらにアップデートして、2023年9月開講の予定です。無料ガイダンスセッションはこちらからお申し込みください。

          ICC国際コーチング連盟コーチ新たに12名が認定されました!

          成人発達理論をラスキー博士と深く学び合うコース開催の可能性

          ICC国際コーチング連盟認定コーチ皆さま、今後ICC認定コーチになることをご検討中の皆さまへ ラスキー博士とCDFコースのコラボレーションの検討がはじまりました、というお知らせとお誘いです。 ※CDF:構成主義的発達論のフレームワーク  ラスキー博士と、世界78ヵ国15000名以上の認定コーチから構成され英国を本拠地とするコーチングコミュニティICC国際コーチング連盟 は、永くお付き合いがあるのですが、先日、ラスキー博士から、日本のICC認定コーチのためのCDFコースをコ

          成人発達理論をラスキー博士と深く学び合うコース開催の可能性

          事業成長しながら個人もチームも学び続ける、これからの組織のつくり方

           2022年9月よりYADOKARI株式会社グループの人材育成・組織開発顧問を務めるご縁をいただきました。  1ヶ月ほど前になりますが、YADOKARIの代表取締役COO上杉勢太さんとの対談記事が公開されました。前編と後編とがありボリュームもありますが、お手すきの機会にでもご覧いただければ嬉しいです。  表面的な数字だけではなく、事業成長と本質的な人材育成と組織開発を同時に実現することは決して簡単なことではないのですが、10年間ほど探究してきた成人発達理論とアクションラー

          事業成長しながら個人もチームも学び続ける、これからの組織のつくり方

          哲学による自己矯正 〜有機的な生態系に調える処方箋〜

          【哲学による自己矯正 〜有機的な生態系に調える処方箋〜】 〜つねにネクサスとパッセージを走るオーガニックなフィーリングであろうとすること〜  近頃、実存的なイシューに直面する友人や知人、クライエントが急激に増えている印象がある。若年層においては、感覚的な違和感として、ミドル層においては意味的な絶望感として、それぞれの領域で、それぞれのペースで、それぞれのプロセスを経て、それが少しずつ意識にのぼってきているような印象だ。  ミドル層においては、そのインパクトは激烈で、例えば

          哲学による自己矯正 〜有機的な生態系に調える処方箋〜

          パラダイム自体が変わろうとしているとき、つまり、生きている世界そのものが、私たちの内側で変わろうとしているとき、その違和感を癒やすのは、あまりにも勿体無い。 むしろ、その違和感に光と力を注ぎたい。 #自己変容前のパラダイム変容 #それは意味未然の感覚レベルで起きる

          パラダイム自体が変わろうとしているとき、つまり、生きている世界そのものが、私たちの内側で変わろうとしているとき、その違和感を癒やすのは、あまりにも勿体無い。 むしろ、その違和感に光と力を注ぎたい。 #自己変容前のパラダイム変容 #それは意味未然の感覚レベルで起きる

          『リアルなコミュニティ文化の再生』と成人発達理論

           昨日、届いていたイベント案内メールから派生したプチ探究メモをnoteしておこう。  昨年からもうすぐ1年間、地域に根差したコミュニティづくりを実践されてらっしゃるコワーキングスペースに日々通いながら、これまでとは異なる日常を通して探究をあたためてきたのだけれど、『リアルなコミュニティ文化の再生』というテーマに共感したこともあり、自分自身の探究用に、幾つかの情報を貼り付けておきたい。  とりわけ、下記の期間限定(8月末まで)の動画は価値がありそうなので、取り急ぎ共有し、今夜

          『リアルなコミュニティ文化の再生』と成人発達理論

          コーチングの実存的価値

          『現前とダンスしながら、心の奥深くに内在する「ごまかし」や「欺瞞」を晒し、その奥にきっと潜む「真実性」を探究する時間』 どこか、先週の娘の問いかけとも重なる。 #コーチングの実存的価値 #ウィルバーの述語を拝借して #臆病な自尊心と尊大な羞恥心 #遺された黒板絵 #ルドルフシュタイナー #節電モード

          集合的学習の可能性を実感する週末

           横浜では35度を超えるような真夏の週末の午前中は、WIAL JAPAN(World Institute for Action Learning Japan)2022年次カンファレンスに参加していた。  マーコード博士の基調講演『新時代にアクションラーニング/チームコーチングが必要な理由』、つづいて、ICF日本支部代表 紫藤さんと日本アクションラーニング協会代表 清宮さんによる『チームコーチングの資質』対談だった。  ICFでは、チームコーチングに関するコンピテンシーを以

          曖昧に全体性を志向しつづける日本人の意識構造

          過日、「万物の歴史」ケンウィルバーの振り返りとその夜の夢を通して、ふたつのフレーズが生まれた。 と同時に、この個の内面に宿る『真実性(truthfulness)』は、顕在意識というより潜在意識(無意識)と親和性があるのではないか、その構造は普遍的ではなく言語や文化によって変動するのではないか、という探求心が芽生え、河合隼雄氏の『中空構造日本の深層』を手にとっていた。 今日は、この探求メモをnoteする。  この探求において、僕自身の関心は、二つの方向にひらいている。 ひ

          曖昧に全体性を志向しつづける日本人の意識構造

          Making Room for Everything

          ケンウィルバーの新著が、2023年に出版されるかもしれない。 タイトルは、『Making Room for Everything』。門林さんは『すべてのものに居場所を与える』と訳されていた。これは、「インテグラル心理学」の表紙に記されているフレーズのひとつでもある。 「インテグラル心理学」、「インテグラル理論を体感する」の翻訳者でらっしゃる門林奨さんのSNS投稿を拝見し、『INTEGRAL+LIFE』からのメーリングリストを確認したら2022/06/17の早朝に届いていた。

          第3期 今秋10月開講に向けて募集スタート!

          第3期、今秋10月開講に向けて、募集スタートします! 講座の特徴 ICC国際コーチング資格取得モジュールでは、78カ国、15,000人以上の認定コーチが所属する世界規模の組織からコーチング国際資格を取得可能です。 このトレーニングは、以下の主要なコーチングモデルから統合されたフレームワークです。存在論的コーチング(Fernando Flores, James Flaherty and Julio Ollala)、インテグラル理論(Ken Wilber)、インナーゲームと

          第3期 今秋10月開講に向けて募集スタート!

          個の内面に宿る「真実性(truthfulness)」こそが、私たちを真正な自由へ誘う

          近頃は、隙間時間を見つけては、2022年5月25日から29日までハンガリー・バラトン湖畔のホテルAzurの会場とオンラインとのハイブリッドで開催された「Integral European Conference 2022」のアーカイブを少しずつ視聴している。 2018年のカンファレンスはこんな様子だったようだ。 さて、昨日、視聴したのはこのプログラム。 「Exploring Truthfulness as the Master Practice」Geoff Fitch プ

          個の内面に宿る「真実性(truthfulness)」こそが、私たちを真正な自由へ誘う