職場でのストレスを軽減させる良い方法〜メタ認知のすすめ〜
メタ認知って言葉、最近よく聞きますね。
「メタ認知」とは、自分が認知していることを客観的に把握し、制御すること、つまり「認知していることを認知すること」です。つまり、人が認知するに至ったきっかけから結果に至るまでのすべてのことを、自分自身で把握する、ということです。
たとえば、自分が何かをしているときに、自分の中のもう一人の自分が冷静に見ているように感じた経験はないでしょうか。
こうした自分が能動的に行っている言動について、もう一人の自分が客観的な立場から、その言動を調整したり調和したりする能力をもって、「メタ認知」と定義しているのです。
サマータイムレンダ(漫画、アニメ)の主人公(しんぺい君)もよく「俯瞰しろ!」と客観的に現状を把握しようと努めていました。(←漫画好き)
メタ認知の効果についてはあちこちで様々解説されているので割愛しますが、個人的な経験から職場でのストレスを軽減させるのにめっちゃ役立つのでは?と思っています。
皆さんもスケジュールが遅れたりしてお客様から怒られた経験はありませんか?
IT業界だともうしょっちゅう怒られます。スケジュール通りに物事が進む方が奇跡なので。笑
特にちょっと癖の強いお客様だったりすると、それはもうネチネチとお叱りの言葉を受け続けるのですが、そんな時こそメタ認知の出番です。
私はいつもお客様怒られれている時、自分を客観視するようにしていました。
今怒られているのは私個人ではない、会社に所属している私が怒られているのであって、これは自分の責任ではなく会社の責任だ・・・と!
逃げてるように思われるかもしれませんが、はい、そうです。逃げてます。笑
ただ、契約によって会社間に責任関係が発生しますが、私個人としての人格には契約上は直接関係のない話です。
「すべては自分の責任である」とまともに受け止めてしまっては正直しんどいです。それだととてもじゃないけど精神が持ちませんし、ストレスばかりでは長い会社員生活もやっていけません。
どこか他人事として考えることもメタ認知の要素の一つではないでしょうか。
これはこの前1 on 1した上司も言ってました。流石に役員ともなると重責ゆえ日々様々な責任を追求される立場ですが、「大変だけどいちいちまともに受け止めていてはダメ」とお話しされていたのが印象に残っていたため、この記事を書いてます。
皆さんも、怒られた時は是非自分を俯瞰して他人事として捉えましょう!
ただし、他人事にしたままだと何も進まないので(笑)、お説教タイムが終わったら気持ち的に落ち着いたら、冷静に解決のためのアクションを実施していきましょう!