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生きることのお手本は、今日は小さな男の子。

夜と朝の間。
午前4時。
まだ星の光が届く頃に、いつも目を覚ます。


朝食を食べて、お腹が痛くなっても、何度もトイレに行けるように。


朝食はいつも同じ。
トーストとコーヒー。

パンはあまりよくないけれど、程よく食べないと、なんだか便がスッキリ出ない。

コーヒーもそう。

程よく、腸に刺激を与えないと排便コントロールができないと思っている。

過敏性腸症候群って、難しい。


昨日は、なんだか眠れなかった。

イライライライラしてしまって。

いけない、いけない。

お局様の言葉に、いちいち反応しない、スルーしようと思ってきたのに。


スルー技術新人のわたし。

人の心をぶっ刺す技術に長けているお局様と、最近お局様に染まり始めた子分様。

敵うわけがないのだー!


もう、辞めよう。

今日にでも辞めたい。

辞めるって、言っておこう。


そんなもやもやを抱えながら、利用者さんのところへ移動中の、横断歩道での出来事。

小学校低学年くらいの男の子が、こちらに向かってどーぞどーぞと手を差し出してきた。

それに向かって、私もどーぞと手を差し伸べたら、ひょうきんな顔で渡って行った。


思わず、笑ってしまった。

なんなんだろう、あの子は。

一瞬で、もやもやが和んだわ。


感情にぶっ刺すなら、笑顔を呼べる行動と言葉をとりたい。

あの子は、きっと今日も誰かを笑わせているんだろうな。

想像するだけでワクワクする。


あれから眠れたんだなぁと、夜と朝の間で思う。

星の光もきれいだな。


そう思えるから、大丈夫。

感情が動くうちは、鬱にも不安にも沈まないんだろう。

笑うって、大事だな。
笑いを提供できるものには、きっと誰も敵わない気がする。
私も、こちら側でがんばろう。

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