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黒猫の知らせ

こんにちは、今日もお疲れ様です。

虫の知らせとよくいいますが、なにかよくないことが起こる予感みたいなのって、みなさんキャッチできるタイプですか?

僕は基本的にネガティブなので、嫌な予感がする!というより、うまくいかないイメージしか湧き起らない、、、みたいなタイプです。

そんな人には、これは何かいいことが起こるぞ!となんとか前を向けるようなものが示されてほしいと思う今日この頃です。

僕は大学1年の終わりから2年にかけて10回くらい連続でバイトを不採用になるという功績を残しました。

今でも胸の内にしまってある大切な思い出の1つですが、当時の僕はそれなりにショックを受けていました。

1年生の春休みごろに始めたバイト探しは気付けば2年生の夏休みに差し掛かる頃にまで続いていて、

その日も面接を1つ終えて自分の家に戻ってきたところでした。

僕の家のドアの前に真っ黒な子猫が。

ちょうど、魔女の宅急便のジジのように真っ黒な猫でした。

その子猫を見かけた僕はというと、びっくりするほど惹かれてしまって。

文句のつけようのないほどの黒さに包まれて、それでいて不気味さや不潔さは全くと言っていいほどありませんでした。

その子を見ていると、とても野良猫を見ているような気分ではないというか、まるで妖精を見ているかのような不思議な気分になったのを今でも覚えています。

その真っ黒な妖精と泣く泣くお別れした次の日、前日面接したところから採用の電話がかかってきて、結局僕は大学卒業までそのバイト続けることになりました。

この一連の出来事を振り返って、これはあの妖艶な黒猫が吉報を知らせに来ていたのでは?と僕は少々メルヘンに解釈することにしたわけです。

この物語を僕は「黒猫の知らせ」と名付けることにしました。


みなさんの前に息をのむほど美しい黒猫が現れたら、何かいいことが待っているかもしれません。


最後まで読んでいただきありがとうございます!

もう一度、あの黒猫に会いたいと思っているんだけど、なかなか現れてくれませんね。

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結城りんね
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