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おいしい味噌汁を食べたい一心で、白味噌づくりに挑戦する。
手作りの味噌といえば、赤味噌というのが一般的な考え方ではないでしょうか。赤味噌は、私も何度か作ったことがあります。しかし、ある日ふと「白味噌も作れるんじゃない?」という考えが頭をよぎりました。
そんなちょっとした思いつきから始まった、テキトーな白味噌作りについてお話ししていきます。楽しみって、日常の小さなひらめきからもたらされるものなのかもしれませんね。
きっかけは「おいしい味噌汁が食べたい」欲から
外食すると、たまにおいし~い味噌汁に出会って感動するときがある。あのおいしい味噌汁を、家でも再現できないかな。何が違うんだろう? そうだ、私は甘めの味噌が好きなんだ。九州人だからか? 甘い味噌といえば、白味噌。
でも、近所のスーパーにある白味噌は、甘味料やらなんやら、添加物が多くて買う気になれない。もしかしてと思って「白味噌 作り方」でネット検索してみた。あらま! レシピがいっぱい出てきた。自分で作れるやん。しかも簡単そう。
忙しいし面倒だし、しかも最近更年期の症状で元気が出ない私だが、ちょっとだけ時間と心に余裕がある日に作ることにした。
あんこさんのテキトー白味噌
放置していたパウチの大豆の水煮(蒸し大豆?)190gと、使いかけてやはり放置していた乾燥米麹(200g弱)がある。レシピは、ネットで検索してヒットしたものをいくつか拾ってつなぎ合わせて参考にした。
まず、蒸し大豆をジップ付き袋に入れる。手でつぶそうとするが、つぶれないのでめん棒で叩く。……ん? つぶれない。素直にフードプロセッサーを使うべきだったか。手動でつぶす手間を取るか、使ったフードプロセッサーを洗う手間を取るか、それが問題だ。
しかし、今さら引き返せない。オバチャンに二言はない。手でつぶすと言ったら、手でつぶすのだ。めん棒で叩くのをやめて、コロコロ転がしてみる。蒸し大豆は、あっさりとつぶれた。
次に、米麹をほぐして塩を混ぜる。塩は少なすぎると味噌が長持ちしなさそうだし、多すぎてしょっぱくなるのもいやだ。ということで、25gにした。米麹は、普通のポリ袋に入れてほぐす。むむ、これもなかなかほぐれない。
今度こそフードプロセッサーの出番だったか。いやいや、今さら。
そして、米麹と塩を混ぜたものを、大豆が入っている袋に移す。モミモミして、水を加え混ぜる。水の量は、大豆の水分や麹の乾燥具合にもよると思うが、私は200ccほど入れた。大豆も麹も丁寧につぶし・ほぐしていないので、発酵が遅いかもと予想して、水分を多めにしたのだ。
しかし、ぬるま湯にすれば良かったな。行き当たりばったりで作り始めたから、「ああすれば良かった」が次々に出てくる。
さて、全部混ぜたものを、炊飯器に入れて「保温」ボタンを押す。乾燥しないように濡れ布巾をかけたほうがいいのかもしれないが、省略(エヘ)。
雲行きが怪しくなってくる
これで8時間くらい保温すると完成するらしい。しかし、私は出かける用事があって、帰りが何時になるかわからなかったので、2時間ほど保温した後、プラグを抜いておいた。何もない日に作ればいいのに、我ながら計画性がない行動をしたもんだ。
帰ってきて様子を見てみると、「まだまだ」な雰囲気だったので、再び保温スイッチを入れる。合計6時間ほど保温。夕方、早く洗い物をして台所仕事を終えたかったので、まだ味噌っぽくなかったが、スイッチを切り、保存容器に移す。あとは常温に置いて、ゆっくり発酵するのを待とう。
不安がよぎる
味噌を仕込んだ後、たまたま知ったこと。白味噌は麹の割合が大きいから、甘いのだそうだ。そして塩分が少ないので、繊細だと。だから市販の白味噌には、長持ちさせるために添加物が多いんだね。
……待てよ、私は大豆と麹を1:1の割合で仕込んだぞ。果たして「白味噌」になるんだろうか? 不安になってきた。
味噌を仕込んで4日後の今日、見た目も匂いもあまり変わらない。気温の低い日が続くから、発酵も進まないのではなかろうか。さあ、私の白味噌は、無事に完成するのか? また報告します。乞うご期待!
~次回へ続く~
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