ゲリラ豪雨を集めて早し天の川
七夕祭りと言えば、東京近郊なら平塚だろうが、全国区に有名なのは、まあ仙台だろう。
仙台の人から聞いた話だが、その仙台「七夕祭り」は、旧暦の7月7日に合わせてするものらしい。詰まりひと月ほど後ろにズレての開催なのだそうだ。
大体8月6日から8日の3日間に亘り開催されるという。
そうして、あるジンクスが毎年繰り返されるだそうだ。詰まり、その期間中、必ず一日は雨に見舞われるということだ。
今日、8月7日水曜日は仙台七夕祭り真っ最中である。奇しくも、都内は雷鳴轟き時折激しい降雨がある荒天だ。当然上空に天の川は望めない。
しかし、それは地上からの話である。
雲の上の遥か彼方の銀河ではちゃんと織姫と彦星の逢瀬はあるのだ。
見えなくてもあるんだよ。
金子みすゞは言った。
我々如きが嘆くことではないのだ。
日本如きで雨が降っていようが関係ない。こちらからは望めないにしても、成層圏を超えた先には七夕は確かにあるのだから。